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鎌倉時代論

五味文彦

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著者 五味文彦
出版社 吉川弘文館
判型 四六判
頁数 450 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784642083720

商品内容

鎌倉時代とは何だったのか。中世史研究を牽引してきた著者が、京と鎌倉、2つの王権から見た鎌倉時代の通史を、前期と後期に分けて分かりやすく解説する。
さらに、著者の貴重な初期の論文である「平氏軍制の諸段階」「使庁の構成と幕府」など6編を収載し、『保暦間記』『梅松論』の叙述を通じて考察する。『吾妻鏡の方法』に続く、待望の姉妹編。

▼目次
はじめに
I 京・鎌倉の王権
--鎌倉幕府の成立
--京の王権と幕府
--承久の乱
--執権政治と家
II 鎌倉後期の社会変動
--モンゴル襲来と交流する世界
--列島の町の繁栄
--職人群像
--職能の思潮
--家職の継承
--鎌倉幕府の滅亡
III 鎌倉時代論
--平氏軍制の諸段階
--建暦期の後鳥羽院政-『世俗浅深秘抄』と「建暦の新制」
--道家の徳政と泰時の徳政
--使庁の構成と幕府―一二~一四世紀の洛中支配
--絵巻の身体-『一遍聖絵』と『石山寺縁起』
--王権と幕府-殺生禁断令を媒介に」
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