敗者たちの中世争乱 年号から読み解く
関幸彦
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著者 | 関幸彦 |
---|---|
出版社 | 吉川弘文館 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 256 頁 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784642058957 |
商品内容
武士の台頭した時代、中世。その力が確立するなか、幾度も政変や合戦が起きた。多くは、当時の年号を冠した争乱の名前でいまに伝えられている。
鎌倉幕府成立時の「治承・寿永の内乱」から戦国時代の幕開けを告げる「享徳の乱」まで、十五の闘諍(とうじょう)を年代記風に辿り、そこにまつわる記憶とともに、野史や外伝もふまえつつ敗れた者への視点から描き出す。
▼目次
謡曲『望月』 -プロローグ
鎌倉 「関東」と敗者たち
--治承 源頼政の存念 -交差する記憶と記録
--文治 反骨の証明か、大河兼任の乱-奥州藤原氏の意地
--建保 和田合戦-和田義盛の執心、朝比奈三郎の抗心
--承久 後鳥羽上皇の残念 -「武家、天気ニ背ク」の深層
--宝治 三浦一族の悔恨 -宝治合戦が伝えるもの
--弘安 霜月騒動の余震 -安達泰盛の強盛と没落
南北朝 「吉野」の記憶と敗者たち
--建武 中先代の乱 -北条時行の粘り強さ
--正平 四条畷合戦と楠木一族の順義 -吉野という記憶
--観応 観応の擾乱の周辺 -足利直義から直冬へ、負の連鎖を考える
--康暦 小山義政と康暦の蜂起 -呼び出される抗心の旗印
--明徳 明徳の乱と山名氏清 -「六分一殿」の思惑
室町 両府相剋と敗者たち
--応永 応永の乱から禅秀の乱へ -大内義隆そして上杉氏憲を考える
--永享 永享の乱と公方持氏の抗心 -両府激突
--嘉吉 嘉吉の乱の奥行き-将軍横死の顛末
--享徳 享徳の乱と古河公方成氏の矜持 -都鄙争乱と戦国への助走
鎌倉幕府成立時の「治承・寿永の内乱」から戦国時代の幕開けを告げる「享徳の乱」まで、十五の闘諍(とうじょう)を年代記風に辿り、そこにまつわる記憶とともに、野史や外伝もふまえつつ敗れた者への視点から描き出す。
▼目次
謡曲『望月』 -プロローグ
鎌倉 「関東」と敗者たち
--治承 源頼政の存念 -交差する記憶と記録
--文治 反骨の証明か、大河兼任の乱-奥州藤原氏の意地
--建保 和田合戦-和田義盛の執心、朝比奈三郎の抗心
--承久 後鳥羽上皇の残念 -「武家、天気ニ背ク」の深層
--宝治 三浦一族の悔恨 -宝治合戦が伝えるもの
--弘安 霜月騒動の余震 -安達泰盛の強盛と没落
南北朝 「吉野」の記憶と敗者たち
--建武 中先代の乱 -北条時行の粘り強さ
--正平 四条畷合戦と楠木一族の順義 -吉野という記憶
--観応 観応の擾乱の周辺 -足利直義から直冬へ、負の連鎖を考える
--康暦 小山義政と康暦の蜂起 -呼び出される抗心の旗印
--明徳 明徳の乱と山名氏清 -「六分一殿」の思惑
室町 両府相剋と敗者たち
--応永 応永の乱から禅秀の乱へ -大内義隆そして上杉氏憲を考える
--永享 永享の乱と公方持氏の抗心 -両府激突
--嘉吉 嘉吉の乱の奥行き-将軍横死の顛末
--享徳 享徳の乱と古河公方成氏の矜持 -都鄙争乱と戦国への助走
読後レビュー
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