時の幻影館星影の伝説＜横田順彌明治小説コレクション 1＞

横田順彌著／日下三蔵編

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著者	横田順彌著／日下三蔵編
出版社	柏書房
判型	四六判
頁数	414 頁
ジャンル	文芸書
ISBNコード	9784760148950

商品内容

明治の文化を知り尽くす作家・横田順彌。その個性が凝縮された作品が一堂に集結。瞠目の明治ロマン、ここに再び開幕！

近代国家として産声を上げて間もない明治の日本を舞台に繰り広げられる傑作シリーズ、待望の復刊第1弾！
押川春浪＆鵜沢龍岳が遭遇する摩訶不思議な怪事件の数々を描いた、シリーズの開幕を告げる短篇集『時の幻影館』。そして、ハレー彗星接近で世情騒然たるなか繰り広げられる謎の陰謀を描く長篇『星影の伝説』--SFミステリならではの科学的描写と、伝奇幻想小説的な蠱惑的世界を同時に堪能できる、贅沢な小説世界。

▼著者プロフィール
横田順彌（よこたじゅんや） 著
作家。1945年、佐賀県に生まれ東京で育つ。法政大学法学部卒業。サラリーマンを経て、70年、学生時代に知己を得ていた平井和正の紹介によって「週刊少年チャンピオン」にショートショートを発表し、商業誌デビュー。71年、「SFマガジン」に小説「友よ、明日を……」、研究エッセイ「日本SF英雄群像」を同時に発表。77年に初の単著『宇宙ゴミ大戦争』が刊行される。以後「ハチャハチャSF」と呼ばれる、ナンセンスギャグを駆使した『対人カメレオン症』『ふぁん太爺さんほら吹き夜話』などの作品群で人気を得る。それと並行して、古典SF研究・明治文化史研究でも精力的に活動を継続、『日本SFこてん古典』をはじめとする一連の研究でも高い評価を受ける。『快男児押川春浪』（87年、會津信吾との共著）で第9回日本SF大賞、『近代日本奇想小説史明治篇』（2011年）で第32回日本SF大賞特別賞、第65回日本推理作家協会賞評論その他部門、第24回大衆文学研究賞大衆文学部門をそれぞれ受賞。88年に押川春浪を登場させた『火星人類の逆襲』を発表、以後いわゆる〈明治もの〉小説を多数執筆。

日下三蔵（くさかさんぞう） 編
SF・ミステリ評論家、アンソロジストとして精力的に活動。小松左京作品、連城三紀彦作品などのアンソロジーの他、『海野十三コレクション』（創元推理文庫）、今日泊亜蘭『最終戦争／空族館』（ちくま文庫）、『筒井康隆コレクション』（出版芸術社）、『皆川博子コレクション』（出版芸術社）『ミステリ珍本全集』（戎光祥出版）など一連の「隠れた名作」の発掘で高い評価を得ている。