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紙の民

サルバドール・プラセンシア 著 / 藤井光 訳

4,070円(税込)

(本体価格 3,700 円 + 消費税10%)

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著者 サルバドール・プラセンシア 著 / 藤井光 訳
出版社 白水社
頁数 284 頁
ジャンル 文芸書

商品内容

白水社創立百周年 記念復刊!

メキシコ出身の鬼才による鮮烈な処女小説がよみがえる!!
上空から見下ろす作者=“土星”の存在に気づき、自由意思を求めて立ち上がった登場人物たち。
ページの上で繰り広げられる奇想天外な「対土星戦争」の行方は?

--悲しみに続編は存在しない
2010年、アメリカの文芸誌が選んだ「世界で最も独創的な作家50人」に、トマス・ピンチョンや村上春樹らとともに名を連ねたメキシコ出身の作家サルバドール・プラセンシアによる傑作デビュー長篇。

▼あらすじ
小説は、一見メキシコ移民の物語として始まる。妻に捨てられたフェデリコ・デ・ラ・フェは、悲しみを抱えながら一人娘を連れて国境を越え、ロサンゼルス郊外の町エルモンテに落ち着く。ある日、自分たちを上空から眺めている“土星”=“作者サルバドール・プラセンシア”の存在に気づいた彼は、他の移民たちと団結して、自由意志を守るために“土星”を相手取って戦いを始めるが…。

“土星”が見下ろす世界には、「紙の民」の末裔メルセド・デ・パペル、メキシコの伝説的プロレスラーにして聖人のサントス、メキシコ生まれという設定のリタ・ヘイワース、史上初の折り紙外科医など、虚実入り混じるさまざまな登場人物がひしめき合う。彼らの「声」や「意識」を再現したテクストの自由奔放なレイアウトと飽くなき実験性、作者自身を取り込む語りというメタフィクション的仕掛けが交錯し、唯一無二の世界を作り上げている。

「これだけ奇妙奇天烈で、これだけ悲しく、これだけ笑える小説が他にあったら教えてほしい」(柴田元幸氏)

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