| 著者 | アイザイア・バーリン |
|---|---|
| 出版社 | みすず書房 |
| 判型 | 四六 |
| 頁数 | 536 頁 |
| ジャンル | 専門書 |
著者は1909年、当時ロシア帝国領であり、第二次大戦後またもやソヴェト連邦に編入されてしまったラトヴィアの首府リガに生まれた。オックスフォード大学卒業。主著に「マルクス」(1939)、「はりねずみと狐」(1953)、「啓蒙の時代」(1956)、「1940年のチャーチル」(1964)、「ヴィーコとヘルダー」(1976)などがある。オックスフォードのウォルフスン・カレッジの学長をつとめ、74年から78年英国学士院長であった。本書はその代表作としての地位を占めるものであるといえよう。
本書の各論文は、著者の聡明なコモン・センスの見事な典型であるとともに、別の角度から見れば、英知そのものといえる。透明でありながら深い思考に支えられ、現代の最も不評な・貧しい語彙になりさがってしまった「ヒューマニズム」に、そのもっともラジカルな形姿において、生気を与える。この同じ理由が、19世紀のゲルツェンやミルのごとき思想家に深く愛着せしめると同時に、マルクスの荒々しい外貌と既定の名声の背後に隠されている、リベラルな精神の発見を、可能にしていると思われるのである。
本書の各論文は、著者の聡明なコモン・センスの見事な典型であるとともに、別の角度から見れば、英知そのものといえる。透明でありながら深い思考に支えられ、現代の最も不評な・貧しい語彙になりさがってしまった「ヒューマニズム」に、そのもっともラジカルな形姿において、生気を与える。この同じ理由が、19世紀のゲルツェンやミルのごとき思想家に深く愛着せしめると同時に、マルクスの荒々しい外貌と既定の名声の背後に隠されている、リベラルな精神の発見を、可能にしていると思われるのである。