| 著者 | 泡坂妻夫 |
|---|---|
| 出版社 | 東京創元社 |
| 判型 | 文庫 |
| ジャンル | 文芸書 |
アルコール浸りの落ちぶれ奇術師七郎は、動く一大娯楽場〈ウコン号〉の処女航海で冴えない腕前を披露することになった。紹介されたアシスタントを伴い埠頭に着いたところが、出航前から船内は何やら不穏なムードに満ちている。案の定というべきか、初日直前の船内で連続殺人の騒動が持ち上がり、犠牲者には奇妙な共通点が見出され……。上から読んでも下から読んでも「きげきひきげき」——題名に始まり、章見出しや登場人物も回文ずくめ。言葉遊びへの造詣こよなく深いミステリ界の魔術師が物した、奇抜な謎とぺてんの楽しさてんこ盛りの本格長編ミステリ。作者のことば=泡坂妻夫/解説=新保博久