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マットの獅子王‐アントニオ猪木伝‐【下】

マットの獅子王‐アントニオ猪木伝‐【下】

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商品内容

芸術技ジャーマンスープレックスホールドをマスター!
ワールドリーグ戦初出場!と波に乗る猪木だったが、力道山の死という最大の試練が降りかかり、さらには日本プロレス分裂という暗い影が忍び寄る……


あらすじ
カール・クラウザーのファイトに衝撃を受けた猪木は、キャッチ・
レスリングの体得を目指し練習に明け暮れる。だがその矢先、ライバル
ジャイアント馬場の海外遠征が決まりジェラシーが再燃!一時は酒に
溺れるも師力道山の優しさで復活するのだった。やがて頭角を現しは
じめた猪木に第5回ワールドリーグ戦出場のチャンスが舞い込むが、
凱旋帰国し同大会に出場する馬場との一騎打ちに破れ、再び失意のど
ん底に落ちてしまう。さらには、影ながら猪木を支え続けた力道山が
クラブ・ラテンクォーターで暴漢の刃に倒れ……。
次々と襲い掛かる困難に猪木はどう立ち向かうのか!?

解説
日本プロレス界の象徴であり、総合格闘技の礎を築いた�W燃える闘魂”
アントニオ猪木——。そのルーツを劇画化した幻の作品が存在する。
そう、あなたが今手にとっている『マットの獅子王』だ。

作品が発表されたのは1976年の5月。モハメド・アリとの格闘技世界一決
定戦の直前ということもあり(結果的に「世紀の凡戦」と酷評されてし
まうのだが)、猪木に対する世間の期待感が高まっている時期だった。
そんな追い風ムードの中、「週刊少年キング」誌上で連載がスタートし
た本作。ブラジル移民時代から日本プロレスでの活躍を中心に描かれて
おり、力道山、豊登、ジャイアント馬場、大木金太郎といったプロレス
黎明期に名を刻んだ往年のスターレスラーも多数登場している。

だが、見所は何といっても原作・構成を当時のプロレス・格闘技界と密接
な関係にあった梶原一騎、真樹日佐夫兄弟が担当していることだろう。
少年時代に一家でブラジル移民となるエピソードでは、悪の農場主に“ブ
ラックパワー殺しのトリオ”なる物騒な刺客を放たれ兄弟で立ち向かっ
たり、力道山が仏のように優しく猪木の成長を見守ったりするなど、事
実とファンタジーを融合させる梶原&真樹テイストが随所に散りばめら
れたセミドキュメントコミックに仕上がっている。

近年、『アントニオ猪木自伝 』(新潮社)、『1976年のアントオ猪木』
(文藝春秋)といった名著が発表され話題になったが、それらの作品とは
また一味違うアントニオ猪木のルーツをダーッ!と楽しんでほしい。


初出
「週刊少年キング」(少年画報社)
1977年2号〜20号

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