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RPG大好きっ子です。 特にゲームブックが大好きで、昔PLAYしたエニックス版のドラクエ2や、鈴木直人氏のゲームブックをもう一度読んでみたくて復刊ドットコムに登録しています。 ゲームブック好きな方、ぜひ登録をお願いします。
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レビュー
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ゲームブック ドラゴンクエストII(上・下)
「俺が戻ってやらなえと、どうしようもねえんだ」
…これは、当ゲームブック内の『もう一人の主人公』とも言える、サマルトリアの王子カインの名場面での台詞です。
サマルトリアの王子と言えば、オリジナル版やSFC版、小説版などでも『脆弱』なイメージがつきものでしたが、このゲームブック版では彼のそんなイメージを180度変えてくれる、とても誇り高くて、そして格好いい姿を我々に見せてくれます。
何とこのゲームブックでは、終盤にサマルトリア城がハーゴン軍のドラゴン隊に襲撃され、よもやムーンブルクと同じ運命を辿る危機に迫られます。
その際、読者はローレシアの王子視点で物語を継続するか、このカイン視点で物語を進めるかの選択に迫られるのです。
祖国の危機を目の当たりにして、主人公ローレシアの王子への複雑な感情や、密かなる想い人・ムーンブルクの王女ナナへの感情。そんな、サマルトリアの王子たる彼のの『葛藤』を見ることが出来る、貴重な一冊だと思っています。
そして、何よりも格好いいのが、ゲームでは決して語られない『呪文の詠唱』。
例えば、我々が良く知る風の魔法バギの詠唱はこんな感じです。
「風の精霊シルフィールドよ。汝にこい願う。目の前の凶々しき輩に、嵐を届けたまえ…太古の制約と、我が真実の心にて願い申す。バギ!!」
このゲームブックでは、オリジナルでは(3に比べ2は)呪文数が少ないこともあり、序盤弱かった魔法も、敵の特性によってはかなり強力に作用する可能性もある所がまた深いところ。
そして、あの敵を寄せ付けない魔法「トヘロス」が、アンデッドモンスターに対する強烈な攻撃魔法となっている所もかなり魅力的でした(FF1のディアみたいな感じ?)。
正直SFC版が発売された時は、このゲームブック版をモデルにして欲しかったな…と当時強く悔やんだ物です(苦笑)。
ぜひ、このレビューを読んでこの本に興味を持たれた方は、是非に投票をお願いします。期待を裏切らない一冊なので!!!(2011/03/06)
復刊リクエスト投票
ウィザードリィのすべて
【著者】ベニー松山
あちこちの評価を見てもほとんどの方が絶賛されていたので、ぜひ読んでみたいと強く感じました。
ゲームのガイドブックを超えて読み物としても最高に面白い…とのことです。(2022/09/24)
隣り合わせの灰と青春
【著者】ベニー松山
最近、これの続編である「風竜」はAmazonで入手できたんですが、これはプレミアムがついてて高くて手が出せませんでした。
昔のようにベニー松山さんのWIZ小説とか、「WIZござ」とか、またWIZブームが再び起こってくれたらいいのになと思います。何せ私がWIZを知ったときはすでにブームが過ぎ去ってたので…(2011/11/26)
双葉文庫 ゲームブックシリーズ ルパン三世 全19巻
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