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アンジーさんのページ

復刊リクエスト投票

  • 太陽の季節

    【著者】石原慎太郎

    いまに生きる我々が読んでもそれほど斬新さを感じず、内容が内容だけに不快に思われる方がいることは事実です。しかし本作が発表されたのは60年近く前であり、一世を風靡した作品であることも事実です。実際読んでみれば、当時の文学界をよくも悪くも震撼させたのがよくわかります。文章表現は難解な箇所が多く、古い文体に少しばかり慣れがないと読みづらいとは思いますが、このクセのある文も本作の魅力といえるでしょう。純文学の代表格であり破戒者である本作品は、現代では楽しめる方には楽しめる奇書であるのではないでしょうか。(2019/07/06)
  • オレンジ党と黒い釜

    【著者】天沢退二郎

    長らく絶版になっていたオレンジ党シリーズ、ようやく復刊されました。
    発売当時、中学の図書館で借りて、その微妙な心地悪さにのめりこんだことが忘れられず、大人になってからも何度も何度も読み返したりしました。
    マンションと昔の田園風景と、昔の町と新しい団地と、新しい何かがやってきながらまだ昔の闇のあった時代の、まさに過去と未来の交じり合う話です。田んぼの水路から忍び込む闇は、子供時代に誰もが感じていた漠然と感じていた不安に似ています。それと戦っている大人たちが、過去の柵や感情に足を取られているのと同時に、子供もそこから逃げられない、という事実に、気持ち悪いような心地よさを感じるのは、大人の感傷だったりするんでしょうか?
    このシリーズの生理的な心地悪さが、かえって非常に日本的で、気持ち悪いのが気持ちいいのです。こんな話はそうそうないですね。(2019/07/06)
  • 悲しみの時計少女

    【著者】谷山浩子

    これ本当に好きです。まず独特の世界観。決して複雑ではないが非常にバランスのとれたシュールさ。ジャンルを聞かれれば「……メルヘン、かな」と言わざるを得ないが、いわゆる可愛いきらきらしたおとぎ話ではなく、かといって「大人のメルヘン」でもなく。言うなれば、メルヘンの原生林の葉陰に生えたやけにポップい亜種、みたいな。 とにかくここまでカッチリした世界観を持ってる人は貴重だと思います。(2019/07/06)
  • ブラックジャック単行本未収録の「快楽の座」「金、金、金」「壁」「訪れた思い出」「不死鳥」「落下物」「植物人間」

    【著者】手塚治虫

    また読みたいです(2018/05/08)
  • 藤子不二雄ランド(第一期全301巻)

    【著者】藤子不二雄(藤子不二雄A、藤子・F・不二雄)

    幼少時代に戻りたい(2018/01/17)

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レビュー

  • 小さなピスケのはじめての旅

    二木真希子

    本当に大切なものは何か、考えさせられる絵本

    「小さなピスケ」シリーズ。自立の一歩、一人暮らし。新しい住まいに落ち着いて、がんばるピスケが健気だ。少しでも住み良い家にしようと、働き、商材を作り必要なものを手に入れるために必死だ。余裕をなくしたピスケにできた風変わりな友だち。ことばは通じなくても、そばにいてくれるだけで心安らぐ。そこから生まれた余裕が、いい連鎖を連れてくる。ピスケの成長が眩しい。(2018/02/15)

  • 音楽の革命児ワーグナー

    松本零士

    芸術作品に魅力

    図書館で再度読んでから思い切って購入。芸術作品にいかに魂を入れるかということ、20年も30年もかけて作品を練り上げることを学ぶ上で、子供に読ませたい作品。(2018/02/15)

  • ぬいぐるみ殺人事件

    佐野邦彦 編

    5つ星のうち 4.0 昔の記憶をサルベージしたような気分

    題が題なのでファンタジーかと思いきや、SFです。
    なんというか、時代を感じます。懐かしいような恥ずかしいような。
    ここに書いている人たちの作品は若いころの好みそのもの。
    今でも好きな人もいるがそうでない人もいる。
    昔の記憶を深海からサルベージしたような感じ。(2014/09/07)

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