アンジーさんのページ
レビュー
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小さなピスケのはじめての旅
本当に大切なものは何か、考えさせられる絵本
「小さなピスケ」シリーズ。自立の一歩、一人暮らし。新しい住まいに落ち着いて、がんばるピスケが健気だ。少しでも住み良い家にしようと、働き、商材を作り必要なものを手に入れるために必死だ。余裕をなくしたピスケにできた風変わりな友だち。ことばは通じなくても、そばにいてくれるだけで心安らぐ。そこから生まれた余裕が、いい連鎖を連れてくる。ピスケの成長が眩しい。(2018/02/15)
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音楽の革命児ワーグナー
芸術作品に魅力
図書館で再度読んでから思い切って購入。芸術作品にいかに魂を入れるかということ、20年も30年もかけて作品を練り上げることを学ぶ上で、子供に読ませたい作品。(2018/02/15)
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ぬいぐるみ殺人事件
5つ星のうち 4.0 昔の記憶をサルベージしたような気分
題が題なのでファンタジーかと思いきや、SFです。
なんというか、時代を感じます。懐かしいような恥ずかしいような。
ここに書いている人たちの作品は若いころの好みそのもの。
今でも好きな人もいるがそうでない人もいる。
昔の記憶を深海からサルベージしたような感じ。(2014/09/07)
復刊リクエスト投票
太陽の季節
【著者】石原慎太郎
オレンジ党と黒い釜
【著者】天沢退二郎
発売当時、中学の図書館で借りて、その微妙な心地悪さにのめりこんだことが忘れられず、大人になってからも何度も何度も読み返したりしました。
マンションと昔の田園風景と、昔の町と新しい団地と、新しい何かがやってきながらまだ昔の闇のあった時代の、まさに過去と未来の交じり合う話です。田んぼの水路から忍び込む闇は、子供時代に誰もが感じていた漠然と感じていた不安に似ています。それと戦っている大人たちが、過去の柵や感情に足を取られているのと同時に、子供もそこから逃げられない、という事実に、気持ち悪いような心地よさを感じるのは、大人の感傷だったりするんでしょうか?
このシリーズの生理的な心地悪さが、かえって非常に日本的で、気持ち悪いのが気持ちいいのです。こんな話はそうそうないですね。(2019/07/06)
悲しみの時計少女
【著者】谷山浩子
ブラックジャック単行本未収録の「快楽の座」「金、金、金」「壁」「訪れた思い出」「不死鳥」「落下物」「植物人間」
【著者】手塚治虫
藤子不二雄ランド(第一期全301巻)
【著者】藤子不二雄(藤子不二雄A、藤子・F・不二雄)
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