茫漠ガラス玉さんのページ 復刊リクエスト投票 CARNIVAL 【著者】瀬戸口廉也 「くそったれな世界をそれでも肯定する」そんなテーマを多く描いてきた作家である、瀬戸口廉也さんの小説です。2004年発売の同タイトルであるアダルトゲーム「CARNIVAL」の7年後を描いた作品です。 「幸福」なんてものは「ガラクタ」でしかなく、神様は人間を愛していない。同じような苦しみを抱えていても、相手の事が好きでも、その心を理解するのはとても難しい。そんな自分自身もまた、誰かを傷付けている。孤独と苦痛に呑まれ、自らを罪人と貶める男と女はそれでも共にこの世界で生きる事を選択します。 そんな壊れかけの2人の歪んだ未来の行く末がこの小説では描かれています。 この「CARNIVAL」という作品はこの小説をもって完結します。 だけど、如何せんこの小説を読むための敷居が高いのよ。中古本屋にある筈もなく、ネットで見かけても高くて手を出せません。いつぞや目にした瀬戸口廉也さんに関するインタビューによると、出版元の倉庫には在庫があるとかどうとか。難しい問題なのかもしれませんが、どうか復刊する事を願っています。 この本が入手不可な事こそが、目の前に釣らされている「ニンジン」です。(2025/01/22)
復刊リクエスト投票
CARNIVAL
【著者】瀬戸口廉也
「幸福」なんてものは「ガラクタ」でしかなく、神様は人間を愛していない。同じような苦しみを抱えていても、相手の事が好きでも、その心を理解するのはとても難しい。そんな自分自身もまた、誰かを傷付けている。孤独と苦痛に呑まれ、自らを罪人と貶める男と女はそれでも共にこの世界で生きる事を選択します。
そんな壊れかけの2人の歪んだ未来の行く末がこの小説では描かれています。
この「CARNIVAL」という作品はこの小説をもって完結します。
だけど、如何せんこの小説を読むための敷居が高いのよ。中古本屋にある筈もなく、ネットで見かけても高くて手を出せません。いつぞや目にした瀬戸口廉也さんに関するインタビューによると、出版元の倉庫には在庫があるとかどうとか。難しい問題なのかもしれませんが、どうか復刊する事を願っています。
この本が入手不可な事こそが、目の前に釣らされている「ニンジン」です。(2025/01/22)