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• 夜想

  【著者】櫻井敦司

  昨年2023年に亡くなった BUCK-TICKのボーカリストですが、その世界観は35年間、愛と死という一貫したものでした。その背景には彼の育ってきた複雑な家庭環境もありますが、心を打つものがたくさんあります。私は、この詩集が出た頃は彼のことをあまり知りませんでした。ですが、この10年ずっと追い続けるようになり、いかに彼が人を愛し、人生を、その最終地点である死を見つめてきたか、歌詞を通して知りました。多くのファンを魅了してきた彼の作品を、改めて、知らない方々に、そして、知っていても詩集までは購入していなかった方たちに広く読んでもらいたいと思います。なにより、私自身がとても読みたいです。よろしくお願いいたします。(2024/01/04)