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• メダロットシリーズ

  【著者】ほるまりん

  １０年以上前の作品ですが、いまだに色あせない作品内容です。ただのロボット漫画ではなく、メダロットを通じで我々の生きる社会を投影、又は風刺した作品です。最初の頃はそのような影は余り無いのですが、メダロット第２巻辺りから何か考えさせられるような問題提起が増えていきます。メダロット２のイッキ編は、特に考えさせられます。メダロットはただの「ロボット」なのか、新しい「種」なのか。
  それを人は（又は「人類」という種が）どう捉え行動するのか？いろいろな視点から物事を見ることが出来ます。とても少年誌が扱うような内容ではないのですが、コミカルかつシュールに表現されています。
  
  こういった社会問題を分かりやすく、多角的に見ることが出来る作品です。なのですが、もともと出版数が少ない作品なうえ、連載していた「コミック　ボンボン」が事実上の廃刊になってしまったので手に入れることがとても難しいです。私自身、全巻そろえられたのは、無印と２だけです。他は、Amazonではかなりの値段になります。メダロット４の２巻は一時期２万円程の値が付いてました。
  
  ぜひ復刊していただき皆さんにも読んでもらいたい作品です。(2012/12/31)