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レビュー

ショッピング コミック・漫画
永野のりこ
amazonにも同じ事書いてますが……。

マンガに心を打たれたのはこの作品が初めてだ。
彼女の作品に一貫して漂う孤独感。
孤独の昇華こそが彼女のテーマだろう。
荒唐無稽のギャグセンスと硝子のように繊細なリリシズムがせめぎあう。
物語の根底を流れるリリシズムをギャグで茶化してしまうのは、
恥ずかしいからなのか?辛いからなのか?なんなのか?
中でもこの作品は彼女のリリシズムが全面に表れ出された作品。
唯一無二の奇才、永野のりこの傑作。

だれかが自分を見ていてくれるから頑張れる。
そして、自分自身もそのだれかになることができる。
永野のりこの示した現実を生きるための術に、勇気づけられる人はきっとすくなくないんじゃないか!?

ただ惜しいのはこのレベルの高さなのに、完成しているとは言いがたいところだ。
本当にこれでよかったのか。出版社の都合か。作者の都合か。
知る由もないけれども、完結するには早すぎると思う。
まだ彼らの物語に付き合いたい……と思わせるあたりが傑作なのかもしれないが、
それでもあと2巻分、1巻分でいいから長く続いてほしかったとほんとうに思う。
みんなに読んでほしい一冊。

2011/07/12