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少女マンガの傑作といって思い出されるのは、ほとんど少女のためのものとは言えないような作品ばかりです。
極端に耽美な世界や、露骨に戯画化された日常を舞台にするのではなく、少女にとって身近な、しかも健全な感性を根底に持った少女マンガというのは、実は非常に少ないのです。
そうした希少な作品のなかで、叙情性を詩の高みにまで凝縮させ、人物描写における繊細さを小説に比肩するほど緻密に構成したものは、川崎苑子の『いちご時代』より他には考えられません。
2003/12/26