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山本七平 小室直樹
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確か高校時代に読んだ『日本人とユダヤ人』に、たいへん感銘を受け、その時始めて『日本教』と言う言葉を聞きました。夏目漱石を題材に使っておられました。そう言えば『漱石の心的世界-「甘え」による作品分析』(土居健郎)なんて本がありますね。そして「甘え」と言うコトバが世界中で日本にしかないとも。
その時には「日本教と言うのは、表現の工夫だろう。」と思っていましたが、「ありゃ? 本当に宗教じゃないか?」と思い始めました。
共産主義が宗教なのは誰にもすんなり解りますが、日本人の行動や思考の基礎低音と成っているものを『宗教』と看破するのは、味噌汁を飲みながらカツオダシに気付くようなものです。(そう、か?)
この着想と言うか、斬り込みは、山本七平先生の天才を待たねば成らなかったと思います。

山本先生が著作の題名に『日本教』と言う言葉を持って来ただけで、「これは相当に、力こぶの入った本ではないか?」と期待されます。
この本が廃刊に成ったのは、上の着想が馴染みのないものだったからで、今ならすんなり受け入れられるかも知れません。

2006/02/07