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マルクスが「アジア的生産様式」と呼び、また、かつての日本のマルクス主義者が前近代的な制度の残滓をもって「封建的」と呼んだ、帝国的な国家体制こそ文明の歴史の本流であり、いわゆる「封建体制」が開花したのは、ゲルマン、スラブ、日本という、当時の文明国(ローマ、中国)の周縁に属する地域に限られるものであった。そして、資本主義的な私的所有の観念は、当時の文明のなかでも最も周縁に存在していたイングランドから発生したものである(そして、もうひとつの極が日本であった)。
このような歴史観を以前より岩田弘が提唱しており、かつ最近は柄谷行人も120年反復説の一環として同様の主張を行っている。本書は、後者の柄谷が上記主張の論拠として参照する本である。良書であるのでぜひ復刊を。
2005/08/15
マルクスが「アジア的生産様式」と呼び、また、かつての日本のマルクス主義者が前近代的な制度の残滓をもって「封建的」と呼んだ、帝国的な国家体制こそ文明の歴史の本流であり、いわゆる「封建体制」が開花したのは、ゲルマン、スラブ、日本という、当時の文明国(ローマ、中国)の周縁に属する地域に限られるものであった。そして、資本主義的な私的所有の観念は、当時の文明のなかでも最も周縁に存在していたイングランドから発生したものである(そして、もうひとつの極が日本であった)。
このような歴史観を以前より岩田弘が提唱しており、かつ最近は柄谷行人も120年反復説の一環として同様の主張を行っている。本書は、後者の柄谷が上記主張の論拠として参照する本である。良書であるのでぜひ復刊を。
2005/08/15
現代世界が抱える矛盾を集約して体現する原理主義に連なるイスラムの問題を、宗教、民族、文化の問題に還元することなく、資本主義との相互関連性において捉えようとした歴史的名著である。2001年の9・11テロを経た現在、このような価値ある本を品切れのまま重版しないでおくことは怠慢である。
2005/08/07