ねこちさんの公開ページ 復刊投票コメント一覧
復刊リクエスト投票
説明寡少で地味。最初はとっつきにくいかもしれませんが、読めば読むほどに印象が鮮烈になってきます。
世界の苛烈さ、そしてそのなかに奇跡のように立ち上がる美しさ。このまま埋もれさせるには惜しい。
シリーズの他四作の翻訳出版のステップボードとして、まずは既訳のこの二冊をもっと広く知ってもらいたい。
2005/02/07
死んだ作家の未完の小説『屍の王』にとり憑かれる男の話です。
現実が侵蝕されていくさまが、絢爛たるホラー的な仕掛けを用いて描写されていてたいそう恐いのですが、反面、このままずっと本の世界の中に留まっていたいような妙な懐かしさ、甘さの心地よい小説です。読んだ後、しばらく現実感がとり戻せませんでした。傑作なのにあまり人目につくことなく消えてしまいとても残念です。
牧野修著『屍の王』までも呪われた幻の書にしてしまって良いわけはありません。こっそりとでも陽の当たる場所に出てきて欲しいです。
2002/03/16
角川のホラー大賞で知られるようになった牧野修さんの旧作です。現在ホラーやSFを中心にコンスタントに作品を発表していますが、本作はアドヴェンチャーもののようです。
独特の言語感覚をもつ牧野さんの、MOUSEとはまた違った系統の作品の原点として、ぜひとも復刊して頂きたいと思います。
早川書房は「王の眠る丘」文庫化と「MOUSE」増刷をやってくれました。朝日ソノラマさんもよろしくお願いします。
2001/08/27