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(井上光晴のカバー推薦文)
「大日本帝国」最後の徴兵検査を受けたぼくにとって、本書の重さはむしろ絶望にちかい。
疑いもなく迫りくる「獣の時代」に立ちはだかりながら、「戦争の条件はすべてそろった」と羽仁五郎はいう。
「なにもない今日」にかかわる戦争の本質と、「日常性という名のアウシュビッツ」の重い扉を、はっきりと指すのだ。
まさにいま、収容されつつある人間と読者に向かって、拒絶せよ、引き返せというはげしい叫び声。
2020/09/03