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著者の一人である飛田廣氏は非常に熱心な教師で昭和初期に1年に何度も霧ヶ峰に登り調査をつづけた。氏が作成した植物分類目録はのちの1981年に発表された目録の基礎ともなっている。
この著書の行間にそういった飛田廣氏の霧ヶ峰への深い思い委入れが感じられ、霧ヶ峰の持つ魅力を再認識させてくれる。また、著者は霧ヶ峰の植物の生態に加え、その美観のとらえ方までを提示してくれているので、霧ヶ峰もその当時とは違った姿となっているものの読んだあとには全く違った視点で霧ヶ峰を見ることができる。霧ヶ峰は美しさを文学の立場から表現した島木赤彦、尾崎喜八に比較するなら、この著書は学術的な立場から表現した物である。しかしながら、その客観的説明力はほとんど残っていない当時の写真より、その情景を彷彿とさせる点では他に勝る良さを感じる。私は戦後までの霧ヶ峰を知らないが、その当時を知る人にとっては懐かしさを感じるものだろう。
もし復刊されれば、年間300万人訪れる来訪者にとっても、地元市民にとっても大きな喜びとなると思われる。
2004/05/12
著者の一人である飛田廣氏は非常に熱心な教師で昭和初期に1年に何度も霧ヶ峰に登り調査をつづけた。氏が作成した植物分類目録はのちの1981年に発表された目録の基礎ともなっている。
この著書の行間にそういった飛田廣氏の霧ヶ峰への深い思い委入れが感じられ、霧ヶ峰の持つ魅力を再認識させてくれる。また、著者は霧ヶ峰の植物の生態に加え、その美観のとらえ方までを提示してくれているので、霧ヶ峰もその当時とは違った姿となっているものの読んだあとには全く違った視点で霧ヶ峰を見ることができる。霧ヶ峰は美しさを文学の立場から表現した島木赤彦、尾崎喜八に比較するなら、この著書は学術的な立場から表現した物である。しかしながら、その客観的説明力はほとんど残っていない当時の写真より、その情景を彷彿とさせる点では他に勝る良さを感じる。私は戦後までの霧ヶ峰を知らないが、その当時を知る人にとっては懐かしさを感じるものだろう。
もし復刊されれば、年間300万人訪れる来訪者にとっても、地元市民にとっても大きな喜びとなると思われる。
2004/05/12