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著者 | 仲正昌樹 |
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出版社 | 筑摩書房 |
ジャンル | 実用書 |
ISBNコード | 9784480063021 |
登録日 | 2020/12/30 |
リクエストNo. | 70655 |
リクエスト内容
「分かりやすさ」という名の思考停止が蔓延している。知識人ですら、敵か味方かで「世界」を線引きする二項対立図式にハマり込んでいる。悪くすると、お互い対立する中で「敵」の思考法が分かるようになり、「敵」に似てきてしまう。こうした硬直した状況を捉え直す上で、アイロニカルな思考は役に立つ。アイロニーは、敵/味方で対峙する。“前線”から距離を置き、そこに潜む非合理な思い込みを明らかにする。本書はソクラテスやドイツ・ロマン派、デリダなどアイロニカルな思考の系譜を取り出し、「批評」の可能性を探る刺激的な一書である。
投票コメント
全1件
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現代、「分かりやすさ信仰」とも言うべきものがどんどん目立つようになってきたと思う。本書はそんな傾向を考え直すためのきっかけになるのではないか? (2020/12/30)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2020/12/30
『「分かりやすさ」の罠 アイロニカルな批評宣言』(仲正昌樹)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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さいもん