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著者 | 浜畑賢吉 |
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出版社 | 角川春樹事務所 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784758410168 |
登録日 | 2017/08/17 |
リクエストNo. | 65562 |
リクエスト内容
昭和16年、中国湖北省の日本軍陣地にやってきたヒョウの赤ちゃんはハチと名づけられ、兵士たちの心をなぐさめた。部隊に転戦命令が出た後、ハチは上野動物園に引き取られたが…。真の愛情と優しさを問う感動の物語。
2003年の発行です。ネットで探しましたがどこも品切れでした。
最近ネットで、この豹と日本軍の部隊のエピソードと人に慣れた豹の悲劇的な最期を知り興味を持ちました。戦争の悲劇を繰り返してはいけないと思います。「かわいそうな象」も戦争で殺されてしまった動物園の動物ですが、豹の「ハチ」も同様に戦争の犠牲になった動物です。こんな時代だからこそ読み継がれて欲しい話だと思います。
よろしくお願いします。
投票コメント
全2件
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明日の命さえ知れない兵士と、ヒトには懐かないと云われた豹のコドモとの暖かい交流。GOOD!1
命のやり取りの中でのこのハチという豹が、どれほど兵士らの心の糧となったのか。ほっこりとするエピソードのあと訪れる突然の別れ。
そして日本へ送られてからの悲劇。
戦争の悲惨さが身に染みて感じられますが、決して悲壮感のまま物語は終らない。
大団円の涙は・・・。
また向こうで一緒に遊んでもらえるなぁハチ! (2023/04/11) -
2003年の発行です。ネットで探しましたがどこも品切れでした。GOOD!1
最近ネットで、この豹と日本軍の部隊のエピソードと人に慣れた豹の悲劇的な最期を知り興味を持ちました。
軍人さんと豹の2ショット写真も見ました。尻尾を握られてるのですが平気な顔をしているほど慣れた豹でした。
戦争の悲劇を繰り返してはいけないと思います。「かわいそうな象」も戦争で殺されてしまった動物園の動物ですが、豹の「ハチ」も同様に戦争の犠牲になった動物です。今、こんな時代だからこそ読み継がれて欲しい話だと思います。
よろしくお願いします。 (2017/08/17)
読後レビュー
全1件
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戦場の天使
人間には懐かないとされる豹が、遠く故国を離れて中国大陸で戦っていた高知出身の兵士らに可愛がられ、すっかり部隊の一員となる。
その後の別れと”良かれ”と思って日本へ送り出した故の悲劇的な最期。
そして剥製となったハチとの再会。
大団円、育ての親となった当時の小隊長が黄泉の国へ旅立つ場面。
ハチが懐かしい河の向こう岸で待っていてくれた。
思い出しても涙腺が緩みます。
後日譚・・
現在のハチはきれいに修復され、小隊長の故郷高知の街で静かに過ごしています。
皇太子時代、上野動物園でハチと対面したことがおありだった上皇陛下が、天皇として最後のご公務に高知へ行幸されたおり、このハチの事を覚えておられて是非”対面を”とご所望されたそうです。
スケジュールの都合で残念乍ら・・・ (2023/04/11)
NEWS
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2017/08/17
『戦場の天使』(浜畑賢吉)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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