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著者 | 上田閑照 |
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出版社 | 筑摩書房(ちくま学芸文庫) |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784480084699 |
登録日 | 2008/12/15 |
リクエストNo. | 44742 |
リクエスト内容
【内容】
人間の存在は元来「場所」的である。
が、その「場所」の根本性格はどのようなものなのであろうか。
私たちの存在が「世界の内にあること」と見られる場合、
その世界そのものは「限りない開け」に於いてある。
したがって我々の存在は「限りない開けに於いてある世界に於いてある」ことになる。
この二重の「於いてある」は、二重性としては見えない構造のものであるが、
我々の実際の生活の様々な領域の様々な営為にまで拡がる。
本書はハイデッガーの基礎存在論、ボルノウの空間論、エリアーデのヒエロファニー論、
西田幾多郎の場所論、禅の十牛図などを手掛かりにして
人間存在の基本的な構造を解明、考察する。
【目次】
第1章 世界と虚空
第2章 世界の有意義性と世界の無、及び四方界(das Geviert)
第3章 地平と地平の彼方
第4章 住む―安住と不安住と不住
第5章 もう一つの次元―世界とコスモス
第6章 世界遊戯と二重世界内存在
第7章 場所と時間
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読後レビュー
NEWS
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2008/12/15
『実存と虚存-二重世界内存在』(上田閑照)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ヤス