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言葉の二十世紀

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得票数 4

著者 斧谷弥守一
出版社 筑摩書房
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784480086174
登録日 2005/12/30
リクエストNo. 32070

リクエスト内容

「安部公房の小説の言葉、谷川俊太郎・西脇順三郎の詩の言葉、中島みゆき・DREAMS COME TRUEの歌の言葉、斎藤茂吉・俵万智の短歌の言葉、そして、広告・写真・映画の言葉などの多彩で魅力的な例文を、言語存在の深奥部を穿つハイデガー言語論の視角から、哲学的抽象論議に終始することなく具体例に即して解きほぐす。ソシュールの構造主義言語学を批判的に乗り越え、これまで本格的に論じられないまま敬遠されることの多かった後期ハイデガーの言語論の根幹をつぶさに検討し、その明日への可能性を探る画期的論考。解説 石澤誠一」(裏表紙の紹介文より)

目次
第1部 記号としての言葉
言葉は世界を非現実化する―言葉の幻想性
言葉は世界を区切る―言葉の恣意性
ファジーな言葉と定義された言葉―自然言語と科学言語
第2部 雰囲気としての言葉
言葉には翳がある―言葉のアナログ性
言葉は雰囲気の同じものを集める―雰囲気的同一性
言葉は世界を孕む―雰囲気的空間
第3部 深淵としての言葉
言葉は響き合う―言葉のシンフォニー
言葉は底なしの深淵である―言葉の魅惑と恐怖
言葉は歴史的途上にある―理念としての言葉

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投票コメント

全4件

  • 単行本の方を持っていますが、ドリカムの歌詞や、ヘレン・ケラーの有名な言語体験などを例にした、初心者にも親しみ易い工夫が為されていて、入門書として最適だと思います。しかも、内容的にはかなり高水準の問題を、巧く噛み砕いて解説されていて、素晴らしい。僕がハイデガーにちゃんと興味を持てるようになったのも、この本が切っ掛けだと言って良いくらいです。「ハイデガーなんて、古臭くて、しかつめらしくて、重々しくって…」と鬱陶しがっている人にこそ、試しに読んでもらいたいです。これだけ良く出来た哲学書は、なかなか無い。哲学になんて興味ない!という人でも、詩が好きな方や、好きな歌手の歌詞の意味を、もっと深く読み取りたい、といった方々にとっても、得るものが多い本だと思います。 (2006/09/13)
    GOOD!1
  • 「ハイデガー言語論」と銘打たれているが、いわゆるアカデミックなハイデガー研究ではない。むしろ、アカデミックなハイデガー研究以上にハイデガー言語論の核心に、そして「言語」の本質に迫っているように思われる。言語を「世界をデジタル的に分節化する差異のシステム」と理解する構造主義的言語論に飽き足らずにいるとき、言語のアナログ的な深みを指摘する本書を読んで目の覚める思いがした。
    言語に関心のある者にとっては、とにかく面白い本である。大著『翻訳としての人間』の著者・石澤誠一による長文の解説「パロルの解き放たれる場―雰囲気の言語論」も読みごたえがある。かかる名著が入手不可能な状態であることは極めて遺憾であり、復刊を強く望む。 (2005/12/30)
    GOOD!1
  • 面白そう! (2008/12/24)
    GOOD!0
  • 言葉に興味があるので。 むつかしそうで、読むと発熱して、頭
    痛がするかもしれないか・・・・・・。 (2006/01/01)
    GOOD!0

読後レビュー

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NEWS

  • 2005/12/30
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