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著者 | 長谷川集平 |
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出版社 | リブロポート |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784845700646 |
登録日 | 2003/09/03 |
リクエストNo. | 19091 |
リクエスト内容
土手の上で出会う少年とおっさんの、爽やかな交流を描いた絵本。誰もが一度は経験するような切ない一瞬が描かれています。心地よい風が吹いているのです。
投票コメント
全35件
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まさに!高田渡さんの歌声がどこからか響いてくるような実のある絵本です。こんなおっさんになれたらいいな。GOOD!1
大人と子どもの交流をこんな視点で提示できる絵本作家はそういるもんじゃないな、と改めて感動します。
凧や紙飛行機や竹とんぼに夢中になり、静かにそこで遊ぶ境地は貴重だと教えられます。 (2003/09/03) -
描いた本人です。高田渡さんの歌詞に「見えるものは人のものだGOOD!1
よ。見えないものはぼくらのものだよ」というのがあります。こ
の絵本は、ぼくの興味が見えるものから見えないものに移行して
いく曲がり角を示しています。それは同時に、日常から非日常
へ、意識から無意識への移行でもありました。でも結局、絵本は
見えることを頼りに成立しているし、日常の中で読まれるし、無
意識的な領域は見て見ぬふりされるんですよね。それで、ぼくは
この作品の後、「絵本とは何か」という問題を一から考え直す思
索の段階に入り、長い間絵本を描けなくなってしまいました。そ
の間ぼくに起きたことは『見えない絵本』という、絵本ならぬ小
説にいったん結実します。 (2003/09/03) -
この本を初めて読んだとき、椅子からころげおちそうになるほどの衝撃を受けました。日常の中で、抜け落ちて忘れ去られていってしまう時間や感覚を、このような形で表現されるなんて…。「絵本づくりサブミッション」の中に綴じ込まれていますが、是非、絵本として復刊してほしいと思います。たくさんの人に読んでほしいです。 (2003/09/03)GOOD!1
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若いころに出会ってこんなにひきつけられる世界があるんだ、と思った本です。こどものころの心象風景に重なるというか…GOOD!0
大事にとってありますが、たくさんの方に出会ってもらいたいです。 (2020/06/06) -
「絵本づくりサブミッション」で本作を知り、読んでみたいため (2015/11/20)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/09/03
『土手の上で』(長谷川集平)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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しん平