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著者 | 大川周明 |
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出版社 | 中央公論新社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784122019928 9784122062504 9784907511388 9784907511432 |
登録日 | 2005/08/04 |
リクエストNo. | 30080 |
リクエスト内容
「アジア民族は、第一に自由を得ねばならぬ…」と。中国を除くアジア諸国の研究は、従来殆んど等閑に付されてきた。チベット、インド、アフガニスタン等々、アジアを舞台に勇躍する列強角逐、ヨーロッパ侵略の経路を追究し、「アジア人のアジア」を復興すべく諸問題を解明する。
第1 革命ヨーロッパと復興アジア
第2 チベット問題の由来及び帰趣
第3 英仏俎上より脱出せんとする白象王国
第4 革命行程のインド
第5 アフガニスタン及びアフガン問題
第6 復興途上のペルシャ
第7 労農ロシアの中東政策
第8 青年トルコ党の五十年
第9 エジプトに於ける国民運動の勝利
第10 ヨーロッパ治下の回教民族
第11 復興アジアの前衛たるべき回教聯盟
第12 メソポタミア問題の意義
第13 バクダード鉄道政策の発展
投票コメント
全16件
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北一輝と双璧をなす昭和の思想家。彼の思想は北畠親房の神皇正統記「大日本(おおやまと)は神の国」という有名な言葉を普遍させる思考だったように思う。神の国とは様々な世界観を許容する共生の原理を指し、他者危害ない限りは自由な世界を意味する。大川が西欧に対し亜細亜を見据え思想を羽ばたかせたことは今日示唆に富むことが多い。行くへの分からぬ謂わば羅針盤をなくした現状にあって大川の著作はもう一度偏見無しに読まれるべきだろう。 (2006/06/07)GOOD!1
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右翼の教祖としてのイメージの強い大川周明であるが、本書を読めば、学者として一級の人物であったことがわかる。中東から中央アジア、インド、チベットにいたるまでの西欧に侵略されている「亜細亜」の民族運動が精緻に描かれ、地政学のテキストとしても読める。戦前に書かれた本であるが、民族運動に与える共産主義およびイスラム主義運動の影響を分析した内容は、戦後から現代にいたるまでの国際情勢を予言しているかのごときである。特にアフガニスタンやイラクについて書かれた部分は、現代の情勢にそのままあてはまるようで、読んでいて驚いた。大川の描いた亜細亜復興の流れは、現代にも連続しているようだ。 (2005/08/04)GOOD!1
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藤永茂「私の『闇の奥』」から人種問題に興味がわきこちらまできました。今後、日本はどうやっていくかを考えていくためにも、ぜひ読みたいですね。 (2015/07/19)GOOD!0
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興味があるので読んでみたい (2010/09/02)GOOD!0
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古典的名著の復刊を希望します。 (2010/05/15)GOOD!0
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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復興亜細亜の諸問題 新亜細亜小論 | 1,100円 | アマゾン |
NEWS
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2020/12/23
『復興亜細亜の諸問題 新亜細亜小論』(大川周明)の注文を開始しました。 -
2005/08/04
『復興亜細亜の諸問題』(大川周明)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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ジュゴン