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著者 | 大島直政 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784061456297 |
登録日 | 2023/08/27 |
リクエストNo. | 74953 |
リクエスト内容
【内容紹介】
神はアッラーの他になく、マホメットは神の使徒なり――イスラムに近づく鍵は、この唯一絶対神の重みである。結婚式の前に離婚の条件を取りかわす“エンギの悪い”習慣、無神論者を自称すると、人間扱いされなくなる、親しさに応じて定価が変わるという商人のモラル、ボクラ(明日)とは、無限に続く未来の一日のこと……など、日本人の常識とは180度違った、まったく不可能な世界である。しかし、何がタブーか何が常識かを知り、それを尊重しなければ、この世界では、ビジネスの成功はおろか、人間としても認めてもらえない。本書は、理解が至難のイスラム世界を、感情ぬきで知るための「イスラム教徒とつき合う知恵」の書である。
インシャラーの世界――我々の大半は、「なせばなる!」というモラルを持っている。だから、ことが成らなかった場合、「ならぬは人が、なさぬなりけり」であるとして、自他を問わず、「人間に対してだけの責任」を追及しはじめる。ところが、イスラム世界の人びとは、原則として「人間限界主義者」であり、ことが成らなかった場合も、「ならぬは神が、なさぬなりけり」と考えてしまう。そして、この精神構造の差が、イスラム世界で仕事をする日本人にとって、現地人とのトラブルの大きな原因になるのだ。だが、「なせばなる!」主義を振りまわす日本人は、イスラム教徒から見ると、人間の分際でありながら、やろうと思えば何事もできるのだと、まるで神であるかのごとく思い上がっている連中だ、ということになる。――本書より
投票コメント
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トルコやオスマン、テュルクやイスラーム史に関する良書の多くが絶版となり、後進の為にも、また多くの人の為にもならない状態を改善する為、ここに復刊を希望するものであります。 (2023/08/27)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2023/08/27
『イスラムからの発想』(大島直政)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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日本トルコ連絡協会