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著者 | ヴォルフガング・レオンハルト |
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出版社 | 月刊ペン社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2023/01/01 |
リクエストNo. | 73942 |
リクエスト内容
最近出ている邦訳書でも戦後のドイツのソ連占領地区での記述の種本として使われているように、当時のソ連のみならずDDRとSEDを知るには必読書だが、邦訳者は労農派なのにキワモノめいた邦題なので損をしている。また「自由ドイツ」国民委員会・ドイツ将校同盟の記述も貴重だ。
投票コメント
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最近出ている邦訳書でも戦後ドイツのソ連占領地区(後のドイツ民主共和国)とドイツ社会主義統一党の成立を書く時の種本として使われている本なのに、キワモノの反共出版物紛いの邦訳をつけている。また著者が関わりを持った「自由ドイツ」国民委員会・ドイツ将校同盟での関わりも類書が少ない(知っている限りでは他にハインリヒ・フォン・アインジーデル伯爵とルート・フォン・マイエンブルクの著書くらい)。GOOD!1
1955年のドイツ連邦共和国で出版している関係上、当時のドイツ人読者に媚びている個所があるのが欠点と言える。
邦訳者は労農派でも当時のソ連やDDRなどについて詳しくないらしく、またロシア語は出来ないらしい。その上ドイツ語の固有名詞の日本語表記も独特で、他の本と参照するのが一苦労だ。出来ればロシア語が出来て、ソ連やDDRについて詳しい人による新訳が望ましい。この本で言及されている1955年当時のDDRでカザフスタンへ送られて、その地で没した事を公表しているのは白樺派が関わりを持った画家のフォーゲラーなのに、何の注釈がないので、分かる範囲の登場人物の簡単な略伝や組織の注釈は必要だ。 (2023/01/01)
読後レビュー
NEWS
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2023/01/01
『戦慄の共産主義』(ヴォルフガング・レオンハルト)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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f.m.