9 票
著者 | 林雄介 |
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出版社 | 株式会社ぎょうせい |
ジャンル | 実用書 |
ISBNコード | 9784324085837 |
登録日 | 2022/12/10 |
リクエストNo. | 73759 |
リクエスト内容
著者は経済官僚。心理学者を目指していたが、ホームレスを見て、経済の立て直しを誓い、経済学部に入学するが、数学ができなかった。なぜ、ピタゴラスの定理が発見されたのか、統計は博打に勝つために誕生したなどの小中高で教えられている内容の単純暗記ではなく、数学史を学ぶことで経済学や数学を好きになって学べるように書かれた本。相変わらずの著者の博識ぶりには驚かされる。
投票コメント
全9件
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数学概念とセンスを身に着けるには格好の教科書でもあり、記載されている数学者の評伝は意外なほど面白い。ただ、私が最も心に残ったのは、火事のたとえ話であった。「タバコのポイ捨てを見つけて火を消しても誰も褒めてくれないが、タバコのポイ捨てが、火事になり消火活動を手伝えば表彰される。」との一文から、戦争論、危機管理、公務員の仕事論、そして人間の幸福論にまで通底させる林先生の視点には目を見開き、魂が揺さぶられた。人生で何度でも読み返したい名著である。 (2022/12/10)GOOD!3
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「公務員の教科書」というタイトルで損をしているのでは?と思わざるを得ないほど、この本は、一般向けにもとても分かりやすく数学を解説しています。GOOD!3
ただただ無味乾燥的に公式を解説するのではなく、なぜその公式が使われるようになったのかBecauseの部分(数学史)を通して解説されているのが非常に秀逸でございます。
いっそのこと版権を買って、数学が苦手な一般の方向けのタイトルとして出版しても何ら問題ないばかりか、ベストセラーになるのではないかと思うほどの内容でございます。 (2022/12/10) -
みんなに読んでもらいたい本当に素晴らしい本。「役所は利益を求めないから数字に弱い、だから赤字なんだ」、本当にそうでしょうか?まずこの問いの答えから始まります。経済学者である著者によりなされる、行政・役所の経済学的・数学的解説。公務員も、公務員でない人も必読です。ですが、今は新品で入手することができないのですね。とても残念なのでリクエストです。 (2022/12/11)GOOD!2
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「算数・数学」を学ぶ全ての人に読んで欲しい本です。GOOD!2
めちゃくちゃ面白いです。
公務員向けとありますが、職業や年齢に関係なく、ためになる本です。
復刊を切望致します。 (2022/12/10) -
数学に苦手意識を持っている人が読んでみたら数学が好きになれると思う。GOOD!2
いま数学嫌いが増えているので、是非復刊してほしい。数学者の歴史もためになります。 (2022/12/10)
読後レビュー
NEWS
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2022/12/10
『公務員の教科書(算数・数学編)』(林雄介)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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Nobu