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著者 | エリック・ホブズボウム、テレンス・レンジャー |
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出版社 | 紀伊國屋書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784314005722 |
登録日 | 2022/02/10 |
リクエストNo. | 72506 |
リクエスト内容
古くから受け継がれてきたと思われている「伝統」の多くは,実は近代になってから人工的に創られたものだった――英国王室の華やかな儀礼式典,スコットランドのタータン文様やバグパイプ,さらにウェールズからインド,アフリカ,ヨーロッパ全般にも目を配り,「伝統」の創出がナショナリズムのイデオロギー構築に果たした重要な役割を明るみに出す重厚な歴史書。
内容説明
「伝統」という言葉は当然のように、「遠い昔から受け継がれてきたもの」と思われている。だが、「伝統」とされているものの多くは、実はごく最近、それも人工的に創り出されたのだと本書は言う。本書は、おもに英国におけるそうした実例をとりあげ、近代になってから「伝統」が創り出された様子を追う。
目次
1 序論―伝統は創り出される
2 伝統の捏造―スコットランド高地の伝統
3 死から展望へ―ロマン主義時代におけるウェールズ的過去の探求
4 コンテクスト、パフォーマンス、儀礼の意味―英国君主制と「伝統の創出」、1820‐1977年
5 ヴィクトリア朝インドにおける権威の表象
6 植民地下のアフリカにおける創り出された伝統
7 伝統の大量生産―ヨーロッパ、1870‐1914
投票コメント
全1件
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伝統なるものが、近代の誕生と同時に創られたことを解き明かして名高い歴史学の名著。絶版になっていることが理解不能。復刊して欲しい。 (2022/02/10)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2022/02/10
『創られた伝統』(エリック・ホブズボウム、テレンス・レンジャー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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