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著者 | フランツ・ファノン |
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出版社 | みすず書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784622074014 |
登録日 | 2021/06/22 |
リクエストNo. | 71405 |
リクエスト内容
「アルジェリア戦争は間もなく6年目に達しようとしている。フランス植民地主義がその重圧を緩め、アルジェリア人民に発言権を与えるまでに60ヶ月もの間闘わねばならないなどと、1954年11月に考えてみたものは、われわれのうちにも、世界中にも誰一人としていなかった。・・・・・・われわれアルジェリア人が望んでいることは、植民者の背後から人間をひき出す〔発見する〕ことである。その人間は、自分を窒息させ、自分に沈黙を強いていた一つの体制の構成者であると共に犠牲者であったのだ。われわれと言えば、長い年月を通してアルジェリアの植民地化された人間を回復する努力を続けて来た。われわれは、長い、仮借のない抑圧からアルジェリアの人間を奪い返して来た。われわれは立ち上がった。われわれは今前進している。だれが一体、われわれを再び奴隷状態にひき戻すことができるだろうか。」(本書より)
ポストコロニアル批評の先駆『黒い皮膚・白い仮面』『地に呪われたる者』の著者ファノンが、アルジェリア独立戦争のさなかから発した緊急のメッセージ。人間にとって伝統とは、技術とは、医療とは、個と共同体との関係を変えていくのは何か――植民地解放闘争の一局面には限定されえない思考の広がりが、21世紀のわれわれに訴えかけてくる。
投票コメント
全1件
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植民地主義を考える上で必須の古典であるファノンの著作が絶版とは信じられない。強く復刊を望みます。 (2021/06/22)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2021/06/22
『革命の社会学』(フランツ・ファノン)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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