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著者 | 古場田良郎 |
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出版社 | スピードウェル出版 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784990813406 |
登録日 | 2021/04/29 |
リクエストNo. | 71152 |
リクエスト内容
日産パオ誕生から25年、その生い立ちを全く知らない人たちにも受け入れられているパオ。開発された時代を知らない世代も増え、クルマ離れも加速している。いくつものパイクカー専門店があり、ファンの多いパオだが、ワンオーナーカーで新車時からの姿をそのまま保ち続けている車両は少なくなり、何人ものオーナーの手を経て来たために原形が分かりにくくなっている個体も多く見うけられる。当初私たちの考えたコンセプトとはかけ離れたそれらの個体の状態は、個人の自由な解釈の世界とは言え、四半世紀を経て資料が少なくなり、その存在すら知らない人が多くなっているためではないだろうか。昨今、80年代の音楽、文化、芸術などが小さなブームになっており、20~25年のスパイラル状の流行のサイクルが巡ってきている。経年劣化やエコカー普及政策のために台数も徐々に減少し、維持も難しくなってきているが、それでもパオが生き続けられているのは何故だろうか。開発当時と同じような状況が再来することはないだろうが、今一度記憶を手繰り寄せ、クルマの未来を考えながら時代を遡ってみよう。
投票コメント
全8件
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これからの未来、日本のモノづくりを語る上で、当事者ご自身の証言を目に触れやすく手の届きやすい形で残していくことは決して欠かすべきでないアクションであり、本書もまたそのようにしてあり続けるべき1冊にちがいない。 (2022/12/07)GOOD!2
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『パイクカー』興味はあるのですが詳しい歴史は知りません。GOOD!2
デザイナーの方が書かれた本ということで、当時の思いを知ることができるものなのだろうなと思います。
非常に興味がありますので復刊のほどよろしくお願いいたします。 (2021/04/29) -
日産Be-1にはじまる所謂パイクカーがいかに稀有かつ重要なデザイン運動であったかを当事者が克明に証言する非常に貴重な一冊です。日本の工業史・デザイン史、文化史・風俗史の観点からも、埋もれさせてはならないものです。自費出版に限りなく近い体裁のようですが、原著どおりの復刊を希望します。 (2021/04/29)GOOD!2
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既読の方におすすめされたが、入手できない為。GOOD!1
自動車関連書籍のなかではプライオリティは高いと思います。 (2022/12/07) -
この本の存在は、Twitterで知りました。GOOD!1
当時、目立っていた「パイクカー」のデザインがどうやって立ち上げられ、また世間に需要され、飲み込まれていったことなどは興味深く思っております。その一端でも知ることができればと思うので (2021/04/29)
読後レビュー
NEWS
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2021/04/29
『パオのキセキ 2回目の奇跡の軌跡』(古場田良郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
けれげれ