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意味論―生物学からのアプローチ

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得票数 2

著者 倉若 欣司
出版社 どうぶつ社
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784886222640
登録日 2019/05/13
リクエストNo. 68372

リクエスト内容

如何なる生物も存在する限り常に完璧な存在であり、中間型あるいは遷移型とかいわれる不完全なものは存在しない。ミッシングリンクは連続的に変化を説明しようとする我々の錯覚の上にしか存在しない。生物の新種は小さな変化の積み重ねではなく不連続の天変地異とともに生じる。
生物の環境世界における状況把握の感覚は我々の感覚能力を遥かに超えた処にある。そして著者は或る時、次の事に朧気に気付いた。すなわち人間以外の生き物は<全てが友人の世界>に棲むらしいと云う事である。
一方、人間は環境の変化に対して他の生物と異なり火の使用等の便宜主義で対応してきた。つまり祖先の生活及び自然環境とは異なるが、それと近似的な環境に適応する生活を送るようになった。
さらに言語の発生について筆者独自の考えが提示されている。変化してしまった自然環境と近似的自然環境との間を同調させる読み替え作業が必要となる。その手段となるのが、「言語」である。

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投票コメント

全2件

  • この本が出版された1992年に筆者が提示した生物学上の課題について、現在までに多くの知見が得られているけれど、根本的な回答は得られていないように思えます。
    生物学、人類学等の研究者だけでなく、一般の方にも広く読まれるべき書物と思います。 (2019/05/13)
    GOOD!1
  • 生物学のこの分野に関心がある。 (2019/05/13)
    GOOD!0

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NEWS

  • 2019/05/13
    『意味論―生物学からのアプローチ』(倉若 欣司)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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