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著者 | M.S. パラツォーリ (著), G. チキン (著), L. ボスコロ (著), G. プラータ (著),鈴木浩二(翻訳) |
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出版社 | 星和書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784791101870 |
登録日 | 2017/01/08 |
リクエストNo. | 64454 |
リクエスト内容
本書は1971年にパラツォーリ女史を中心に企画され、1972年1月から著者らによって始められた共同研究の報告書である。その初期の研究は5~7歳までの重篤な精神病の5人の子供と10~22歳までの入院治療の経験のない10人の急性の分裂病者を対象とした、ささやかなものだったが、そこから編み出された理論と治療的な介入技法には目を見張るものがあった。それは従来の精神療法が拠り所としていた直線的因果論的な認識論を根底より問い直す、いわば円環的でシステミックな認識論を基礎にした新しい治療法の誕生であったからである。この認識論は、症状の出現は家族の安定性が失われたことを意味するのではなく、その家族自体がたどるベき進化の過程において空回りしていることを意味するという考えを強調するものであった。
投票コメント
全1件
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家族療法を学ぶにおいて。非常に重要な文献です。ポストモダンやオープンダイアローグを勉強する際にも、この文献で考察されていることに目を通すべきだと思います。GOOD!1
家族療法をよく理解するにも必要かつ重要な文献が、絶版し貴重本になっていることは大変悲しいです。この本が復刊され、この本を必要とされる人に読まれることを望んでいます。 (2017/01/08)
読後レビュー
NEWS
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2017/01/08
『逆説と対抗逆説』(M.S. パラツォーリ (著), G. チキン (著), L. ボスコロ (著), G. プラータ (著),鈴木浩二(翻訳))の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ゆき