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著者 | アンリ・ピレンヌ |
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出版社 | 創文社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784065202890 9784423492017 |
登録日 | 2012/05/23 |
リクエストNo. | 55341 |
リクエスト内容
アンリ・ピレンヌの独創的な名著、『マホメットとシャルルマーニュ』の翻訳だが、翻訳は訳者が留学寸前だったとかで、かなりのやっつけ仕事。ピレンヌの論点は、ローマ・カトリックの残存していた組織を通じて、ヨーロッパにローマ風の行政技術が伝えられたということと、それを用いてシャルルマーニュが、マホメット勢力のヨーロッパへの圧力に抗して、ヨーロッパ初の自立した政権を創ったということ。
ヨーロッパには当時、金の産出地がなかったのに、なぜ金貨が流通していたのか、というかなり重大な疑問が提出されている。
また、ローマ風の行政技術とは、主として財政にかかわる。つまり、ユダヤ人とローマ教会の対立がヨーロッパに投影される形で、この時点でユダヤ人問題が発生したとピレンヌは暗示しているのだと思う。
ちゃんと訳すのは大変だと思いますが、どなたか訳して文庫本にでもして頂けませんか。
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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ヨーロッパ世界の誕生 マホメットとシャルルマーニュ | 1,859円 | アマゾン |
NEWS
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2020/07/07
『ヨーロッパ世界の誕生 マホメットとシャルルマーニュ』(アンリ・ピレンヌ 著 / 増田四郎 監修 / 佐々木克巳 中村宏 訳)の注文を開始しました。 -
2012/05/23
『ヨーロッパ世界の誕生』(アンリ・ピレンヌ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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