6 票
著者 | 小林謙二 |
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出版社 | 朝倉書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784254136050 9784254136067 |
登録日 | 2011/03/05 |
リクエストNo. | 52983 |
リクエスト内容
I巻は、
1、熱とは何だろうか
2、熱力学と古典統計力学
3、量子力学の成立と量子統計力学
II巻は、
4、相転移の理論(一次、二次転移、Ising模型、平均場近似、超伝導への相転移、液晶の相転移、非線型分散波動方程式とソリトン解など)
投票コメント
全6件
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I巻は「荒れ狂う量子論の揺らぎの中で、何故熱力学が修正なしで生き残り、物理の変遷に光を与え続けられるのか」ということが、明確に書いてあります。Boltzmannの苦闘についても生き生きと描かれていて、Einsteinのこの領域での活躍も書かれていまする。1970年代までの論争の概略もかかれています。歴史が中心なのですが、前期量子論も断熱定理もH-定理もその出自が数式的に丁寧に記述されていて素晴らしい本だと思います。GOOD!1
II巻は、1980年当時の相転移の全体的な話で、特に液晶について詳しく書かれ(先生のご専門だと思います)、最後にソリトン方程式が登場します。
埋もれてしまうには惜しいので、是非復刊をお願いしたいと思います。 (2011/03/11) -
朝倉書店の前九州大学小林謙二先生著の『熱統計物理学I,II』(1983)「科学ライブラリー」GOOD!1
の中の2冊を復刊いただけませんでしょうか。
熱統計力学の1970年代までの歴史が記述されています。
I巻は「荒れ狂う量子論の揺らぎの中で、何故熱力学が修正なしで生き残り、物理の変遷に光
を与え続けられるのか」ということが、明確に書いてあります。Boltzmannの苦闘についても生
き生きと描かれていて、Einsteinのこの領域での活躍も書かれていまする。1970年代までの論争
の概略もかかれています。歴史が中心なのですが、前期量子論も断熱定理もH-定理もその出自が
数式的に丁寧に記述されていて素晴らしい本だと思います。
II巻は、1980年当時の相転移の全体的な話で、特に液晶について詳しく書かれ(先生のご専門だ
と思います)、最後にソリトン方程式が登場します。
埋もれてしまうには惜しいので、是非復刊をお願いしたいと思います。 (2011/03/05) -
原典に従ったユニークな書 (2023/03/14)GOOD!0
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統計物理学の歴史について知りたいと思って本を探していた時に見つけました。是非読んでみたいです。 (2017/12/28)GOOD!0
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読んでみたいので。相転移について詳しく書かれているようなので、参考にしたい。 (2013/02/28)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2011/03/05
『熱統計物理学I,II』(小林謙二)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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knyokoyama