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著者 | 重松髜修 |
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出版社 | 中央公論社 興亜文化出版 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2010/02/16 |
リクエストNo. | 49624 |
リクエスト内容
明治二十四年、愛媛県に生まれた重松は、旧制松山中学を卒業後、明治四十五年に東洋協会専門学校(拓殖大学の前身)の朝鮮語科で学び、大正四年、朝鮮総督府の官吏(土地調査局)となります。その二年後、「感激性のある仕事がしたい」との思いから、農民のための金融機関、朝鮮金融組合に移り、理事として平安南道江東の寒村に赴任。大正八年に起きた万歳騒擾(三・一独立運動)のさいに被弾し右足が不自由になるも、私財をなげうって近代的養鶏を指導し、養鶏によって得た卵の売上を金融組合に貯蓄させ、貯めたお金で耕牛を買うという原則をつくります。牛を買うだけでなく、その貯金は農地購入や貧困家庭の就学資金にもあてられ、ついには貧しい小作農が奮起して三十七歳にして医者になることまで起きます。当初はかたくなで、足が不自由な重松を嘲笑することもあった村の人々ですが、彼の熱意がしだいに理解されるようになり、やがて彼は「聖者」と仰がれ、昭和十一年三月、村人は感謝の意を表するために彼の頌徳碑を建立します。
投票コメント
全7件
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私は下のような文章を書きました。GOOD!1
http://www.yokohama-yamate.jp/nomu/yonda/2010/100913.html
それがご縁で、「朝鮮農村物語」を貸して下さる方が現れました。拝読致しますが、自分でも一冊、手許に欲しいと、切に思います。 (2011/01/25) -
重松氏は貧しい農民の救済のために愛と誠と無私の精神で全身全霊で副業・養鶏の普及に取り組んだ。「卵から牛へ、土地へ」を実現していく過程で数々の感動的なドラマが生まれる。その感動は本書を読んではじめて実感できる。重松氏のすばらしさを多くの人に知ってもらうために『朝鮮農村物語』の復刊を強く望みます。 (2010/02/16)GOOD!1
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日韓関係が冷え切った今こそ、朝鮮半島の人々の生活の安定のために大きな貢献した方の著作を日本人だけでなく、日本語が読める韓国・朝鮮人にも広く読んでいただきたい。 (2016/02/05)GOOD!0
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こんなに素晴らしい人が朝鮮発展のために尽力したのにも関わらず現在の北朝鮮・韓国の反日ぶりは如何なものでしょうか。むしろ日本ではなく韓国で再版して欲しい本です。 (2012/09/16)GOOD!0
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新聞で作者の事に興味が湧いたので、知りたくて、リクエストしました。 (2010/10/29)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2010/02/16
『朝鮮農村物語(正・続)』(重松髜修)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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ノムさん