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著者 | レナード・リュイン著/山形浩生訳 |
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出版社 | ダイアモンド社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784478180167 |
登録日 | 2001/08/01 |
リクエストNo. | 4956 |
リクエスト内容
勝つためには敵を知る事が必要、というように、「平和」を求めるためには「戦争」についての考察が必要である。本書ではシンクタンク的な思考の進め方で戦争について撤退した考察を行う。現在読むことが出来る資料としては、訳者自身のホームページ内にある訳者後書き(http://www.post1.com/home/hiyori13/books/ironmount.html)
、及び雑誌「Cut」での訳者の連載での紹介(http://www.post1.com/home/hiyori13/cut/cut199608.html)がある。
投票コメント
全92件
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戦争は国家にとって有益な機能を果たしており、定期的な戦争なしに国家の健全性は保てない、というトンデモ理論を駆使して読者を挑発する事により逆説的に平和について訴えている本、との事。GOOD!1
1960年代末期と言う事で、全面核戦争による世界の終わりが現在よりはるかに現実的だった時代に書かれたものだそうなのですが……。
読んだ事ないんで読んでみたいです。お願いします。 (2009/03/04) -
「誰にでも読めるが、誰にも読めない本」の一つ。GOOD!1
本書は、ただ者ではない並はずれたプラティカルジョークだが、プラクティカルジョークであることに気づくには一定水準の知性が必要であり、ましてそのジョークを笑うには更なる知性が必要である。
本書が世に出たのはベトナム戦争の頃で、その頃のアメリカ政府を皮肉った本にもかかわらず、内容が普遍すぎて現代でも問題なく通じてしまうから笑い転げてばかりはいられないが。
発売当時に買いそびれてしまい、古書店でも探せなかったので仕方がなく図書館で借りたのだが、こういう本は手元におきたい。 (2005/05/07) -
これほどの名著が数年で絶版になってしまうところに、GOOD!1
日本における平和研究の低水準ぶりが露呈している気がします。
書店はもちろん、古本屋をいくら探しても見つからないので、
ぜひ復刊してほしいと思います。 (2003/12/20) -
「トンデモ本」関連の本で紹介された中で一番興味をもったので。その本では著者は冗談で(この本を)書いたと紹介されているし、事実冗談で書かれたのだろうが、「ひょうたんから駒」とうことわざもあるように、冗談がなんかのひょうしに真実を言い当てることもあるし、ひょっとしたらこの本がそうなんじゃないかと思った。それはともかく、冗談をさも真実味があるように真剣に述べるということが大好きなので、読んでみたい。 (2003/09/14)GOOD!1
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感傷や人道的見地を捨象して徹底的に戦争を分析している。GOOD!1
この冷酷ともいえる視点が実は戦争を理解する上では欠かせない。
『ペンタゴン文書』と並ぶ必読書。
訳者の山形氏のサイトにPDF版で全文が掲載されている。
http://cruel.org/books/ironmountain.pdf (2003/06/25)
読後レビュー
NEWS
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2001/08/01
『アイアンマウンテン報告』(レナード・リュイン著/山形浩生訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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大渦よりの来訪者