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著者 | 後藤孝典 |
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出版社 | 日本評論社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784535571662 |
登録日 | 2010/01/05 |
リクエストNo. | 49133 |
リクエスト内容
公害・薬害・製造物責任といった企業による利得的不法行為を抑制するためには、かつての或は現在でも未だ不法行為学での通説の地位を占める損害の公平分担・民刑分離の思想は全く無意味・無力であって、所謂、懲罰的損害賠償、筆者の言葉では制裁的慰謝料の導入しかないということを強く主張される正義への情熱に溢れた警世の書。法は誰のためにあるのか、法曹は誰に奉仕すべきなのかといったことを追求する法哲学の書でもある。当事者間の互換性が失われた状況で、私法は如何にあるべきかを鋭く問う意味で、今こそ読まれるべき本であると思う。
投票コメント
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公害訴訟に激甚な貢献をされた弁護士による、刊行当時には極めてラディカルな内容を持った時代の木鐸とも言うべき書。現在であれば、より正当な評価を受けるのは確実であろうし、何よりも今、漸く読まれるべき時期が来たと云えるのではないだろうか。百家争鳴の不法行為学の一つの指針を、現在でも提供しうるだけの強靭さを持つ書であると思う。是非、復刊の検討をお願いしたい。 (2010/01/05)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2010/01/05
『現代損害賠償論』(後藤孝典)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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j.s.mill