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著者 | 佐久友朗 |
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出版社 | 近代文藝社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784773352351 |
登録日 | 2001/06/28 |
リクエストNo. | 4650 |
リクエスト内容
「ライシャワー事件」を発端とした売血による「黄色い血の恐怖」の原因を探るべく、12人の医学生が立ち上がった。彼らは売血の裏側・真実をヤクザに追われながらも彼らは追究してゆく。
投票コメント
全11件
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復刊の一つに、『売血』があります。献血をしていて、売血という言葉を知りました。そこで、図書館で借り読みました。売血から献血に至るまでの名古屋大学医学部学生のご苦労を知り、なぜ献血になったかを若い世代に知らせたいと思っております。そこで出版社に問い合わせてみますと、社内に原本が存在しないし、需要がまだないからだと回答がありました。もし復刊がされたら、赤十字献血ルームに置いてもらい、また学校図書館や公的図書館に置いてもらうことができます。そうなれば、献血者が多少なりとも増加し、献血を希望している患者が増えてくるのではなかろか。さらに、輸血者の経済負担が、今より安くなる可能性が出できます。 (2018/11/19)GOOD!1
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かつて血液を充分に供給できず、売血という悪名高いシステムが横行していたことを初めて知りました。この本はそうした社会の仕組みに向かって手を挙げた医学生の闘いの記録であり、埋もれてしまうには惜しい戦後日本史のまぎれもない一面を著しています。医学生である彼らが新聞記者顔負けの調査をする場面は目を見張るものがあり、その実行力には感服せざるを得ない。またこの本はそうした事実報告だけに留まらず、当時の風潮であるとか、多くの人間との対話によって今の若い世代が「どういう時代であったか」知るための文献でもあります。文書の至る所にユーモアが散りばめられており非常に読みやすいのも良いと感じました。 (2004/01/12)GOOD!1
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これまでに、先人たちが努力して築きあげてきた献血制度を今一度見直す必要がある時期であると思う。おりしも「ミドリ十字」の非加熱製剤による薬害エイズ事件など血液関係の話題というのはつきることがない。未だ自国で必要とする血液を自給できていない現状をもう一度見直すチャンスになると思う。 (2001/06/28)GOOD!1
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ネットで全文読みましたがGOOD!0
ぜひ紙媒体で再出版していただきたいです。 (2009/02/18) -
献血が当たり前になって半世紀。GOOD!0
売血の歴史は忘れられたモノとなりつつありますが、全文掲載されているサイト
を見てこの歴史は学ぶべき点が多くあると感じました。 (2008/04/16)
読後レビュー
NEWS
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2001/06/28
『売血 若き12人の医学生たちはなぜ闘ったのか』(佐久友朗)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
寺内町亭小天狗