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青銅の弓




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得票数 22

著者 エリザベス・ジョージ・スピア
出版社 岩波書店
ジャンル 児童書・絵本
登録日 2009/02/03
リクエストNo. 45597

リクエスト内容

舞台はローマ帝国支配下のイスラエル。主人公ダニエルは、ローマ人に肉親を殺され、ゲリラの主導者ロシュのもとで、、「青銅の弓」を合言葉にイスラエルの独立、正義の実現を夢見ていた。そこへ、大工の子イエスが現れ、敵を愛し、互いに赦しあうことを説く。

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投票コメント

全22件

  • 最近図書館でこの本を手に取って、あまりの面白さと深さに驚きました。聖書の場面や歴史を映画のような面白さで追体験しながら、キリスト教の優れた普遍性を登場人物を通して感じることができるだけでなく、読む人の現実とも照らし合わせて色々反省したり考えたりすることも可能にしてくれる、稀有な本だと思います。物語の舞台である地域が21世紀の今、原著の刊行時よりもさらに大変なことになっていることを考えても、絶版のままにしておくには惜しいです。 (2015/10/24)
    GOOD!1
  • 児童文学として、最高峰の一冊。
    そのドキドキワクワクするストーリー展開。幼い頃、ローマ兵に目の前で父親を殺された主人公の精神的葛藤の深さ。イエスその人の登場。そして、奇跡は心の中で生まれる。
    なぜ、今、よりによって、この「青銅の弓」が、この国で手に入らないのか。まったく理解に苦しみます。
    この状況は、日本の恥と言ってもいいのではないでしょうか。
    所有していたのですが、人に失くされてしまいました。どうしても、もう一度、この手にとりたい本の一つです。 (2013/10/08)
    GOOD!1
  • 「ニューベリー賞」の名に恥じない作品。歴史が好きな人、心からの励ましがほしい人、本当の愛に触れたい人、全ての人に必読です。古書店でも全く手に入らず、辞書を片手に原書を読んでいます。(原書は今も売れ続けているようです。うらやましい!) (2010/10/15)
    GOOD!1
  • 同作者の「からすが池の魔女」は、17世紀後半のアメリカでの魔女狩りをモチーフに、大変巧みに物語を紡いでいて、読者を魅了する作品です。

    「青銅の弓」も「からすが池」に劣らない作品と聞いています。

    早急な復刊を希望します。 (2010/06/27)
    GOOD!1
  • 中学生の頃、近所のお姉さんから借りて読んだ本でした。彼女が最も大切にしている本の一つということでしたが、私も感銘を受けました。私も自分のために購入したかったのですが、その頃にはもう「絶版」で購入不可になっていて買えないまま今にいたっています(その間、この本のことを忘れていた時ももちろんあります)。今回このサイトの存在を知ったので、投票して復刊の希望を託そうと思いました。 (2009/04/04)
    GOOD!1

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読後レビュー

全2件

  • 本当の敵は自分自身を縛る憎しみの心。憎しみから赦しへ。魂の遍歴の物語り!

    1962年度ニューベリー賞(後述)受賞!
    【著者】E.G.スピア
    【出版社・年】岩波書店 1962年
    【カテゴリー】児童書 小学校高学年から
    【現状】1986年に第3版を最後に休刊(事実上の絶版)。蔵書している図書館(公共・大学供)も少なくなりました。出回っている古書もわずかの超希少本です。

    アメリカでは今でも再販を重ね、学校教科書にも採用されているとのことです。日本とは雲泥の差です。
    ▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫
    前置きが長くなりました。
    イエス・キリストの時代。 ユダヤのガリラヤ地方。

    ローマ帝国の圧政に苦しむ人々。青年ダニエルも少年期に両親をローマに殺されました。ローマへの復讐を誓い、家族を捨て、夢を捨てて、ゲリラ活動に身を投じます。しかしそのゲリラ活動もローマと戦うどころか、同胞を襲っては金品、食料を奪う山賊そのものでした。
    ▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫
    悩みを深める中、イエスとの出会いがあります。一目でイエスこそローマからの解放者だと確信し、ダニエルはイエスに近づいていきます。
    ダニエル「先生、我々の指導者になってください!」
    イエス(静かに迫り)「全てを捨てて、わたしに従ってほしい」
    ダニエル「家族も生活も全て捨てました、残っているのはローマへの復讐だけです!」
    イエス「その憎しみも捨てられますか?」
    ダニエル「それだけはできません!」
    困惑と失意の中、イエスの元を去るダニエル。
    あがくほど、もがくほど遠のいていく、本当の解放。
    ▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫立ちはだかるローマ。仲間が命を落とし、友も去っていき、最愛の妹も死の縁の中、自分を責め続けるダニエル。絶望の底で、ダニエルは最後に何を見いだすのでしょうか?

    コロナという人類共通の敵と連帯して戦い、疲弊する私たち。それでもなお他者への憎しみを捨てきれない私たち。今こそ若い人から大人まで、全ての人に読んでほしい作品です。
    ▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫
    ニューベリー賞はアメリカの最も権威ある児童文学賞です。文字数が少なくなってしまいましたので、詳しくはウィキペディア等をご参照ください。 (2021/05/18)

    GOOD!0
  • 実に面白い

    イエスキリストの言葉は後世の人の心にも響くが
    同時代のそれもユダヤ人に向けられた言葉である。

    ローマに支配されていたユダヤ人が
    ローマとどのように対峙していたのかこの本では生き生きと描写される。

    力による戦いか、それとも平和的な服従か

    父親がローマ人に殺され 復讐を誓った主人公の目で
    その時代が、イエスが描かれる。

    とても面白かったです。 (2013/06/25)

    GOOD!0
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NEWS

  • 2013/10/08
    『青銅の弓』が10票に到達しました。

  • 2009/02/03
    『青銅の弓』(エリザベス・ジョージ・スピア)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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