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著者 | 近藤紘一 |
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出版社 | 文藝春秋 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784167269074 |
登録日 | 2001/05/23 |
リクエストNo. | 4051 |
リクエスト内容
ベトナムに新聞記者として派遣されていた時に知り合った子連れのベトナム女性と結婚して生活をした実体験を元に、著者の記者としてのベトナム戦争に関するノンフィクション。
投票コメント
全20件
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古本屋で何気なく手に取った『サイゴンの一番長い日』で初めてGOOD!1
近藤紘一氏に出会いました。それから一気に『パリへ行った妻と
娘』までの3部作を読破、とても面白く、もう近藤氏も奥様も娘さ
んも、それから彼等を取り巻く人々も、そしてその土地までも、
まるで直接見知っているかのように私の中で息づいています。
近藤氏の文章は軽妙で、飄々としていますが、心の暗い面からも
目を逸らさず、等分に描いているところが魅力的です。しかもド
ロドロしない。当たり前のことのように、さらりと描き出す。そ
れは時に冷徹なまでに客観的な視線であったりもします。
ですが、そこに、人間の持つ陰陽をまるごと愛することのでき
る、懐の深さを感じます。
だからこそ、これほどまでに人間臭く生々しい、魅力的な世界を
描き出すことができたのだと思います。
近藤氏の目が見つめた世界をもっと読みたい。亡くなってしまっ
ている今、残された文章でしか氏の見た魅力的な世界を感じるこ
とができません。一刻も早く復刊されることを望みます。 (2003/05/10) -
昔、仕事でタイの方とお友達になり、突然東南アジアに興味を持ちました。ただサイゴンとかバンコクとかいうだけで本を買って、子育ての合間に読み耽りました。近藤さんが亡くなられたときはとても悲しくて、ショックでした。最近バンコクに旅行に行ってバンコクから来た妻と娘を読み返し、思い出にひたりながら、リアルにバンコクを感じました。後で、読もうと思ってた本がないなんてとても悲しいです。 (2003/01/27)GOOD!1
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『サイゴンから来た妻と娘』をはじめ近藤紘一氏の著作はどれも夢中になって読みました。ベトナムとの文化のギャップをユーモラスに描きながら、一方で考えさせられる、文体も軽妙で読んでて楽しかったです。是非、復刊して多くの人に読んで欲しいです。 (2001/06/17)GOOD!1
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「目撃者」を読んで近藤紘一さんが好きになりました。GOOD!0
この本もぜひ読んでみたいです。 (2007/06/22) -
私にとって懐かしい本です。もう一度読みたい、手元に置きたいです。 (2006/08/15)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2001/05/23
『妻と娘の国へ行った特派員』(近藤紘一)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
hz