94 票
著者 | 今井誉次郎 |
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出版社 | 講学館 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
登録日 | 2001/05/22 |
リクエストNo. | 4041 |
リクエスト内容
これは、山の中の たぬき学校の せいとたちが、そつぎょうするまでの、長い長いはなしです。
古き良き時代、と一括りにしていってはいけないのでしょうが、このポン先生ひきいる「たぬき学校」は今は無きのどかな小学校のエッセンスがいっぱい詰まっているような気がします。
どうかすると3chの道徳用の人形劇みたいな気もしますが、「宿題の巻」では、先生が惰性で出す「百字の宿題」の無意味さを子ども達が指摘、先生が反省して出し方を改める、というエピソードが書かれています。
先生もまた、「学校」で学ぶものの一人という描き方が、子供心にとても新鮮だったのを覚えています。
ラストの、「われわれたぬきがいくらかしこくなっても、人間が戦争をしてしまえばまきぞえを食って死んでしまう。なんとか人間にもっとかしこくなってもらわなくては」という、ポン先生の台詞が重たく心に残ります。
投票コメント
全94件
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小学生の図書室にあり、いつも誰かが借りていて、なかなか手にできなかったのを覚えています。先生が怪我をして、生徒が山芋をお見舞いに持っていく場面がとても印象深かったです。GOOD!2
復刊していただいたら、絶対買って手元に置きたいです。 (2020/08/27) -
小学生の頃、学校の図書室に何冊か置いてあり、みんな取り合いで読んでいました。なかなか順番が来なくて、やっと自分の番になって読んだとき、とても嬉しかったことを覚えています。GOOD!2
たぬきの先生のお見舞いにみんなで山芋を掘った場面が印象として残っています。 (2014/10/30) -
小学生の時読んでとても面白かった記憶があるのでまた読んでみたくなりました。 (2023/07/25)GOOD!1
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自分の読書体験の原点になっている、この本を、沢山の子供たちにみてもらいたい。 (2018/04/09)GOOD!1
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子どもの頃、お下がりで回ってきたこの本を読みました。とても面白かったんですが、いつの間にかその本もどこへやら・・・GOOD!1
もう一度読んでみたいですね (2012/09/07)
読後レビュー
NEWS
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2001/05/22
『たぬき学校』(今井誉次郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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