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著者 | 田辺昭三 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810967 |
登録日 | 2006/07/18 |
リクエストNo. | 34605 |
リクエスト内容
道路工事の道ばたで、ふと見つけた土器片に、はかりしれないロマンを感ずる人は多い。また、遺跡をめぐって遺物を収集する趣味の人もいるだろう。けれども、遺物を拾ったり、ただ遺跡を掘り起こしたりすることが発掘ではない。明確な目的を持ち、正しい方法とそれを支える技術に基づいた発掘こそ、埋もれた世界を復原する唯一の手段なのだ。
考古学者の著者が、発掘の歴史と手法を詳述。著者自身と、秋山忠右、佐藤晴雄、菊池徹夫、小谷凱宣、藤本四八、宮崎一夫氏による写真も資料的価値が高い。平凡社カラー新書96として1978年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★☆☆☆☆
【目次】
◇カラー版8頁:よみがえる遺跡
■遺跡との出合い
◇カラー版24頁:さまざまな遺跡
■エドワード・S・モース100年
大森貝塚の発掘 発掘と盗掘 上侍塚・下侍塚の発掘 戦後の発掘
■住居と貝塚と墓
全国20万ヶ所の遺跡 生活址さまざま 生産の場 都城址と寺院祉 墓祉 古墳
◇カラー版32頁:遺跡を掘る
■発掘の手順
発掘の準備 予備調査 発掘開始 層位学 遺構を追う 古墳の発掘
■発掘の記録と整理
記録の方法 写真 実測 発掘資料の整理
■埋もれた世界の復原
卑弥呼の壺 環境復原と産地同定 年代測定法 遺跡の復原
■発掘讃歌
投票コメント
全1件
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刊行から30年近く経ち、技法こそ今日とは同日に語れないが、当時の発掘についての見解や、資料的にも貴重な遺跡写真が多く収録されており、発掘行為の思想を問い直すためにも有用な書籍と言えます。 (2006/07/18)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/07/18
『発掘 埋もれた世界に挑む』(田辺昭三)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎