11 票
著者 | 栗田勇 |
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出版社 | 新潮社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784103271055 |
登録日 | 2006/07/02 |
リクエストNo. | 34422 |
リクエスト内容
美しい絵だけが絵なのか?甲斐庄楠音の忘れ去られていた作品群は、我々を根底からえぐる。不条理な肉体存在である人間を見据える冷徹な眼差しが、そこにはある。その厳しさゆえ、1度画壇注視の人となりながら、大正15年作「女と風船」で楠音は“穢い絵”の烙印をおされた。その日以来、画家は穢い絵で綺麗な絵に打ち勝たねばならぬと胸中深く刻み込む。(データベースより)
投票コメント
全11件
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2023年に甲斐荘楠音の作品展があり、それを見て、とても印象的で興味深い画と思い、本人の写真などに垣間見る生き方や人となりも気になると思っていました。GOOD!1
その後、この本を読まれた方の書評を読んで、その書評も大変興味深く、甲斐荘楠音の人生にも、その人生と時代の雰囲気、交流なども掘り下げたこちらの本にも大変興味を持ち、読みたいと思ったため。
読んでみたいです。明治大正の京都の豪商の息子で女性の翳のある美しさに魅力された男性の人生を、読んでみたいです。 (2023/08/26) -
これだけ印象的な作品を残しながら、その資料が書籍として流通していないのはとても残念。画もさることながら、その人生もきっと壮絶だったはず。GOOD!1
日本美術史では決してその名をみることがないのは何故なのか、不思議でならない。本来最も自由な表現であるはずの芸術作品が、私たちの知らない手によってどれだけ隠されてきたか。そのことを想うと、日本という国の文化を守る、残すことへの貧しささえうかがえてしまう。 (2008/06/29) -
回顧展も全国的に話題になり、関心も高まる今こそ復刊してほしい。 (2023/08/26)GOOD!0
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希少性が高くなり中古本の価格が高騰しているため (2023/07/28)GOOD!0
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なかなか手に入れられず、出来れば新品で欲しいので。 (2022/12/09)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2023/08/26
『女人讃歌―甲斐庄楠音の生涯』が10票に到達しました。 -
2006/07/02
『女人讃歌―甲斐庄楠音の生涯』(栗田勇)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
sio