著名な作家たちによる食べ物談義。A5判ソフトカバーで1978年出版。当時の定価は880円。

登録者の評価★★★★★★★★☆☆

【目次】

君子、厨房に入る／荻昌弘

『贋食物誌』抄／吉行淳之介

男の料理第一：檀流クッキング／檀一雄

男の料理第二：エータローの食いしん坊人生／石橋エータロー

男の料理第三：オトコの料理／友竹正則

味をつくる人々／辻静雄

イシガレイの思い出／江原恵

監獄料理／荒畑寒村

ラーメン煮えたもご存じない／田辺聖子

食物の温度／小林勇

畑の中のお茶／深沢七郎

わが半可食通記／三島由紀夫

ものの味／畑正憲

食事と排泄／星新一

小といふ字のつくもの／石川淳

グルマンディーズについて／ブリア・サヴァラン（関根秀雄訳）

猫の貴族／坂西志保

座談会・食事と文明／梅棹忠夫等

貧乏サヴァラン／森茉莉

のんべえ亭主酒肴と二日酔い対策／牧羊子（開高健夫人）

ヨーロッパ人の肉食／鯖田豊之

サツマイモ・ジェネレーションの料理入門　庖丁一本で世界の国へ／石毛直道

肉と魚の料理／中尾佐助

鮨／池波正太郎

偏食のすすめ／篠田統

悪食／筒井康隆

美味しい料理は思い出になる／ジョルジュ・シムノン（大木吉甫訳）

減量／茂出木心護

私の食歴／坂東三津五郎（八世）

涙なしの料理は去れ!／清水哲男

食堂車／山口瞳

食魔／瀬戸内晴美

正月の食物からみた祖先の生活／柳田国男

味覚極楽　子母澤寛聞き書／子母澤寛

春の築地の焼鳥丼／丸谷才一

東の味覚西の味覚／近藤弘

イーティング・ゲーム　食性からみたヒトの進化／ライアル・ワトソン（餌取章男訳）

対談・駆ける、釣る、食べる／開高健・團伊玖磨

食は広州に在り／邱永漢

食物の美／吉田健一