79 票
著者 | 稲生平太郎 |
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出版社 | 新人物往来社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784404019646 |
登録日 | 2001/02/16 |
リクエストNo. | 3131 |
リクエスト内容
オカルト雑誌の定番のひとつが「宇宙人」ネタ。でも、「彼ら」
は本当に「UFO」に乗って宇宙からやってきているのだろうか。そ
んなわけねえだろ、と普通の人は思う。でも、「わたしは見た」
と言い張る人は後を絶たない。これって、なんなんだ!
…というわけで、著者は一つの仮説を提示します。
これこそ「現代版の妖精目撃体験じゃないか」と。いつも世も、
人は何かの拍子に「奇っ怪なもの」を見てしまう。いま、心なら
ずも見慣れない存在に出会った人は、それを「宇宙人」と言い表
すしかないのじゃないか…そんな議論が実証的な「UFO研究」を踏
まえて展開されます。
(実は以前国会図書館で一度閲覧した時のうろ覚えの要約なの
で、以上の記述はけっこうイイカゲンかもしれません)
投票コメント
全79件
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雑誌「AZ」の広告では見てたんだけど、なぜか店頭で見かけた記憶がないなあ.読んでる人は少ないのに、論旨を知っている人は多いという不思議な本.新人物往来社は文庫で復刊してはいかが?ある程度売れると思うけど. (2009/09/28)GOOD!1
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タイトルが素晴らしいとの声がいくつか寄せられており、私も同意するが、作者は文学者の横山茂雄氏との由、なるほど詩的なタイトルもうなずける。もちろんタイトルのみならず、内容もすばらしいのであろう。ぜひ読みたく思う。 (2006/08/07)GOOD!1
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この本はものすごい名著である。GOOD!1
UFO、宇宙人、幽霊、様々な怪生物、妖精等々との遭遇事例やそれらによる誘拐事例などを全く新しい観点から考察している。その「観点」たるや、どんなホラーよりも
一億倍も恐ろしい。
真剣に読むなら人間の認識とはいったい何なのか、そもそも
世界とはいったい何なのかわからなくなること請け合いだ。
この本は上記のような不気味な出来事には外宇宙から来た存在など一切関わっていないという点に立脚している。
外宇宙などというものはこの本が提示する本当に恐ろしい、不可知な「外部」からしたら裏庭のように親しみやすいものでしかない。この本を読むということは現実と幻想の裂け目に落ち込むことなのだ。永遠に。物理的宇宙などというものは全くわかりやすい世界に過ぎない。そんなものは本物の宇宙ではない。
私はこの本を読んではじめてそういうことを考えるようになった。数々のSFが提示してきた「科学的」世界観などというものは全くの「真実」の前では児戯に等しいのかもしれない。ともあれ、この衝撃的な本だけは復刊しなければなりません。 (2006/04/11) -
UFOの話をまじめに考えている知り合いの間で非常に評価が高いにも関わらず、なかなか入手できない本。凡百の「うちゅうーじんがちきゅうにきてるんです。ゆめがあるでしょ。しんじないひとはいんぼーにはまっているんです」的な本ばかりが目立つ現状を打破し、UFOの本来の正体を考える研究家を育成する上でも、本書は復刊されねばならない。 (2006/01/14)GOOD!1
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著者の作品は、小説「アクアリウムの夜」しか読んだことがありませんが、その一回GOOD!1
の体験だけで非常に深い印象を私に与えてくれました。ちょうど高校生の頃です。先
日、部屋を整理した折に偶然発見し、読み返しました。この著者の文業が一冊で完結
するわけが無いと直感し調べてみると、なるほどという具合。
本書は、著者の小説の文学的構造をほどいてみる上で、助けとなるであろう一冊で
す。他の論考も多々ありますが、稲生平太郎名義のポップな(?)本書が手に届く価
格で復刊されることは意義深いでしょう。古本は高過ぎます。 (2005/12/25)
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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定本 何かが空を飛んでいる | 3,520円 | アマゾン |
NEWS
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2013/11/01
『定本 何かが空を飛んでいる』復刊決定! -
2001/02/16
『何かが空を飛んでいる』(稲生平太郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
最近の復刊活動
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2008/02/12
「何かが空を飛んでいる」にリクエストをくださった皆さまにお知らせです。
ブッキングのスタッフ会議で復刊にあたっての調査を開始しました。
新たな情報が入り次第、こちらのブログにてお知らせいたします。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
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