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著者 | 長谷川尭 |
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出版社 | 相模書房 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2005/07/07 |
リクエストNo. | 29698 |
リクエスト内容
混迷をつづける建築界にあって、人間性豊かな建築をめざした<大正建築 -日本の表現派>を本格的に発掘、再評価するとともに、建築の本質を求めた<神殿か獄舎か>によって、近・現代建築のあり方を問うた、著者初めての評論集。
■目次
・I 日本の表現派-大正建築への一つの視点/大正建築の史的素描-建築におけるメス思想の開花を中心に
・II 神殿か獄舎か-都市と建築をつくるものの思惟の移動標的
・III 宿営の地としてのバンパク-そこには宿命のように内がないということのややくどくどしい嘆きなど/呼び立てる「父」の城砦-白井新邸をめぐっておもうこと/永遠なる墓標の美学-日本歯科大学体育館を見て/建築の「降臨」のゆくえ-菊竹清訓の戦後建築史における特殊な位置
・註
・あとがき
南洋堂より引用
投票コメント
全2件
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私が学生時代に読んで、その後の人生を変えた名著です。進歩主義的なモダニズムと合理主義、そしてスクラップアンドビルドが支配するその当時の社会情勢のなか、古いもの、手触り、装飾、優しさという、建築の忘れられていた面を、鮮やかに対比させ、再評価をうながした本です。これがなぜ絶版なのか信じられないくらいで、文庫や新書になって、建築関係者はもとより、一般の人にも読んでもらいたい、現在においても十分に価値がある著作だと思います。 (2005/07/09)GOOD!1
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すぐに忘れられそうなものが次々と出版される一方で、長く読まれるであろう(そして長く読まれて欲しい)ものが絶版で手に入らないのは悲しいです。GOOD!0
今の時代にこそ読む価値のある本であると思います。 (2005/07/14)
読後レビュー
NEWS
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2008/01/08
『神殿か獄舎か 』販売開始しました! -
2005/07/07
『神殿か獄舎か』(長谷川尭)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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nobob60