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著者 | 高橋留美子 |
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出版社 | 小学館 |
ジャンル | コミック・漫画 |
ISBNコード | 9784091277411 9784091277428 9784091277435 |
登録日 | 2004/08/19 |
リクエストNo. | 25522 |
リクエスト内容
人魚の肉を食べた勇太と真魚の物語。
投票コメント
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読後レビュー
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怖い、けれど引き込まれる作品
小学生の頃、病院の待合室でふと手に取ったのがこの作品との出会いでした。数年後、テレビで『犬夜叉』が放送され、原作を読むようになっても、しばらくは同じ作者だと気が付かないくらい、数多くある高橋留美子先生の作品の中でも異質なものだと思います。
当時は、割と最初の方から残酷な展開が続き、それまで明るい物語ばかり読んでいた私にとっては、かなり衝撃的な内容で、言い知れぬ不安を感じる不気味な作品だったと思うのですが、何故か毎回手に取って、何度も何度も読み返していました。他の本が目に入らなくなるくらい、何故そこまで夢中になっていたのか、今でもよく分かりません。
ただ、今になって思うのは、ただ怖くて残酷な物語というわけではなく、登場人物一人一人の心情がとても細かく描かれており、その人がどうしてその行動をとるに至ったのか、共感できる部分があったからこそ、引き込まれたのだと思います。
人間の良い面も悪い面も丁寧に描かれていて、本当に魅力的な作品です。話をきちんと理解できる年代の方だけでなく、当時の私のように、細かくは分からないような年の子にも、是非読んでほしい作品です。 (2016/08/12) -
鳥肌と言葉にならない感情。
今はなかなか手に入らないと知ってショックで す…。高橋留美子ファン、漫画好きな人、い や、すべての人に読んでほしい‥というよりむ しろ、"体感"してほしい。 この漫画のレビューは難しい。なぜなら、読み ながらのドキドキ感やゾクゾク感。読んだあと のあの言葉にできない感情。この漫画は読むに 留まらず体に働きかけてくるものだと思う。何 かを考えさせられるんだけれど、しっくりくる 言葉がない。自分の納得のいく解釈、読み方が できない。 少なくとも当方にとっては、漫画を読んでこん な体験をしたのは初めてだった。今でもふと思 い出し、ゾクゾクや訳のわからない感情に浸る ときがあります(笑)。 きっと、高橋留美子先生の繊細な人物描写や、 巧妙なコマ割り所以かと思う。 (2013/11/26)
NEWS
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2004/08/19
『人魚シリーズ 全3巻』(高橋留美子)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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あおい