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著者 | 岸田秀 伊丹十三 福島章(共著) |
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出版社 | ネスコ(NESCO:日本映像出版株式会社) |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784890367887 |
登録日 | 2004/08/04 |
リクエストNo. | 25300 |
リクエスト内容
1988~89年に埼玉県内を中心に起きた幼女連続殺人事件のMをめぐって、精神分析者の岸田秀・故伊丹十三・福島章の鼎談集で1990年にネスコ(発売元は文藝春秋)から出版された単行本です。当時世間でマスコミで流行った物とは全く異なり、物があふれた現代の日本が持つ構造的な問題やマスコミの胡散臭さ、第三世界には無い成熟国家としての先進国が抱える人間関係の今後の問題などを各人が直球のコメントと鋭い洞察力で対談が展開されています。またこの対談が当時のバブル期に行われたというのも非常に興味深い点です。また精神分析の事を全く知らない人でも読めるように各用語の解説が詳しく書かれており、内容自体も誰もが読める平易な内容になっています。精神分析というと何か「インテリの占有物」という固定イメージが世間にはあるようですが、この本を読めばそのような固定観念が誤解に過ぎない事にも気が付くはずです。
投票コメント
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読後レビュー
NEWS
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2004/08/04
『倒錯-幼女連続殺人事件と妄想の時代-』(岸田秀 伊丹十三 福島章(共著))の復刊リクエスト受付を開始しました。
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