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著者 | 石野径一郎 |
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出版社 | 明治図書出版 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784186529081 |
登録日 | 2003/12/04 |
リクエストNo. | 21069 |
リクエスト内容
沖縄決戦を決意した日本政府は昭和19年7月、閣議で沖縄の学童疎開を決めた。8月19日、特務艦『対馬丸』は那覇市垣花校など八つの国民学校の学童、教師、父兄、病人ら計1661名の人を乗せ、駆逐艦に守られて那覇港を出港した。船は徴用した老朽貨物船である。駆逐艦を追うのがやっとの船足で、戦場と化した海のまっただなかを進むのである。どだい無謀であった。
22日午後10時頃、トカラ列島の一つ悪石島沖で魚雷を受け、火柱をあげながら沈没した。1484名の死者のうち学童は736名に及んだ。
学童に疎開をすすめた市内の八人の校長のうち、三人は責任を感じて自殺、三人は自発的に戦闘に参加して死亡、二人は発狂、そのうちの一人はアメリカの飛行機に『子どもたちをころしたな』とヤリでたちむかい、直撃弾を浴びて死亡・・・・・・・
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読後レビュー
NEWS
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2003/12/04
『戦火の中の学童船 沖縄疎開船「対馬丸」事件』(石野径一郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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綾太